Appleのスマスピ「HomePod」で家電を操作、試して分かった競合との違い:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/2 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はHomePodを使って家電を操作するには何が必要なのか、どのように設定すればよいのかを探ってみた。
スマートスピーカーの主な用途の1つに、音声による家電製品のコントロールが挙げられる。筆者はかれこれ2年ほどスマートスピーカーを使っているが、仮に今スマートスピーカーが使えなくなったとして、一番困る機能は紛れもなくこれだ。
さて、前回はAppleのHomePodについて、セットアップや音楽再生機能について見てきたが、今回はスマートスピーカーとして、家電製品を操作できるようにするには、どのような設定をすればよいのだろうか。ここではNatureのスマートリモコン「Nature Remo」を使って、その具体的な手順を紹介する。
なお、Nature Remo自体は、既に家電製品との連携が完了し、スマホ上からアプリケーションを使って操作が可能な状況にあるものとして話を進める。他社のスマートスピーカーから音声によるコントロールが可能になっていれば、この状態になっているはずだ。
Siriショートカットを使って家電を操作する
HomePodから家電製品をコントロールする方法は、IFTTTを使う方法も含め複数あるのだが、今回紹介するNature Remoを使う前提で最も簡単なのは、iOS 12から搭載された「Siriショートカット」を使用する方法だ。
これは、直近で行われたiPhone上の操作を記憶し、その手順をショートカットとして呼び出せるようにする機能なのだが、スマートリモコンの中にはこのSiriショートカットでの手順記録に対応した製品があり、このNature Remoがまさにそれというわけだ。
具体的には、以下のスクリーンショットを順に見てほしいが、まずはいったんNature Remoのアプリを使って、特定の家電製品(今回は照明)のオン/オフを実際に操作する。
次にSiriの画面を開くと、それらの操作手順がショートカットとして表示されているので、名前を付けて登録する。これにより、iPhoneおよびHomePodから、音声での操作が可能になるというわけだ。もちろん照明のオン/オフ以外でも、さまざまな操作に対応する。
次のページでは、他社製のスマートスピーカーとの違い、注意点などを見ていく。
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