“多少おトク”ではなく“超おトク”なセール情報はどこに流れているのか:牧ノブユキの「ワークアラウンド」(2/2 ページ)
特価品のセール情報は、あまり広い範囲に拡散しすぎると、思わぬトラブルを招くことになりかねない。それ故、最近では、チラシやTwitterなどで告知される「表向きの“多少はおトク”なセール」とは別に「登録ユーザー向けの“超おトク”なセール」が行われる機会が増えつつある。
地下に潜りつつあるセール情報を入手するには
実際のところ、いわゆる特価品のセールを目にする機会は、かつてと比べても特に減っていないように感じる。しかし実際には、チラシやTwitterなどで広く告知される「表向きのそこそこおトクなセール」とは別に「登録ユーザー向けの超おトクなセール」が行われる機会は、特にLINEの公式アカウントが一般的になってからは、加速度的に増えている。
むしろ真相は、LINEの友だち登録の付加価値として特価品情報を流すようになったという経緯が正しいかもしれないが、ともあれこの流れが続くと、今はまだ表向きのセールでも取り扱いのある特価商材、例えばPC周辺機器だと「箱が汚れているだけの良品」のように1〜2台単位でしか発生しない商材は、いずれ後者でのみ流通するようになる可能性もある。
それ故、「超お得」な特価品をゲットしたければ、地下に潜りつつあるこうしたセール情報にアンテナを張り巡らせる必要がある。販売店のメルマガや、LINEの友だち登録は、数が増えると非常に目障りなため、あまりよくない印象を持っているユーザーもいるだろうが、自分なりの取捨選択の基準づくりも含めて、どこかのタイミングで見直してみてもよいかもしれない。
ただし前述のように、過去に購入履歴がある客と、単に登録しただけの客とでは、販売店がランクを変えている場合がある。過去の購入回数や金額もランク付けの要因になっている可能性まで考慮するとキリがないが、少なくとも「購入履歴があるか否か」でランクが分けられていることを前提に、できれば何らかの製品を購入してみてその後の反応を見る方が、正しいスクリーニングが行えるだろう。
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