Ryzen 9 3950X&3900Xがかすかに再入荷、Core Xは絶望――新型CPUの今:古田雄介のアキバPick UP!(2/4 ページ)
Ryzen 9 3950XやRyzen Threadripper、新世代Core Xなど話題の新型CPU。いずれも品薄ながら、それぞれで入手の可能性は差がある様子だ。BTOマシンの動向も含めて追いかけた。
BTOマシンなら3950Xマシンも比較的買いやすい状況
PCパーツ市場ではRyzen 9 3950Xが入手しにくい状況にある一方、同じショップのBTOフロアでは同CPUを載せた即納マシンが販売されている。
例えば、TSUKUMO eX.はGeForce RTX 2080 SUPERや32GBメモリなどを搭載した「G-GEAR GA9A-J194XT/SP1」を32万9978円(税込み、以下同)で販売中だ。CPUやマザーボード売り場に即納モデルのPOPを貼っているTSUKUMO eX.は、「自作したい人とBTOマシンを求める人は少し異なるので、CPU単体が売り切れだからBTOに行くという流れはそうはないですね。ただ、BTOマシンをベースにしてカスタムする方向にカジを切るという人もたまにいらっしゃいます」という。
他のパーツショップでも「Ryzen 9 3950Xは発熱がすごいので、BTOマシンの空冷から水冷に組み替えて使うという方もいました」といった話を聞いた。
そうした中で、BTO専門ショップも3950Xマシンの販促に注力する動きがある。マウスコンピューターのゲーミングPC向けダイレクトショップ「G-Tune:Garage 秋葉原」では、3950X搭載マシン「G-Tune HP-A」の店舗限定カスタムモデルを7日から販売している。GeForce RTX 2080 SUPERや32GBメモリ、1TB SSDなどを搭載して32万9780円となる。通常モデルを11日からWEB販売するが、その先行限定モデルとして秋葉原と大阪の直営店でのみ売り出すとのことで、店舗限定の記念価格になっている。
ただ、BTO用の3950Xも潤沢というわけではない様子だ。同店は「CPUを確保できた分だけ生産する予定で、それが売り切れたらおしまいということになるかなと思います。年内ぎりぎりまで待って、というのは厳しいかもしれません」と話していた。
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