検索
Special

中小企業にもSOHOにもうれしい超絶コスパノートPC「ThinkBook 14」を徹底分析(2/2 ページ)

レノボ・ジャパンが中小企業向けに投入したノートPC「ThinkBook」。インテルの第10世代Coreプロセッサを搭載し、さらなるコストパフォーマンスを図った新モデルの実力をチェックした。

PC用表示
Share
Tweet
LINE
Hatena
PR
前のページへ |       

生産性に貢献する打ちやすいキーボード、ノングレアの液晶ディスプレイ

 本機は、6列アイソレーションのキーボードを搭載している。縦横ともに約19mmのキーピッチを確保しており、ミスタイプしにくいキートップの形状も継承する。スイッチの感触も良好で、価格帯以上のクオリティーを備えていると感じる。

 液晶ディスプレイのサイズは14型で、表示解像度は1920×1080ピクセルに対応する。扱いやすいボディーを維持しつつ、モバイル向けノートPCの標準である13.3型よりもひと回り大きな画面を搭載している。

 視野角の広いIPS方式なので、見る角度が多少変わっても視認性への影響がない。表面も照明などが映り込みにくいノングレア仕上げだ。このあたりは長年ビジネスPCで実績あるレノボだけに的確な仕様である。

 画面の上にはシャッター(ThinkShutter)付きのWebカメラを搭載している。利用時には物理的にカメラを隠すことができ、悪意あるソフトウェアなどによって「カメラを通して監視されているのではないか」「盗撮されているのではないか」といった心理的な不安に対する配慮もされている。

ThinkBook 14
アイソレーションタイプの6列キーボードを装備している。キーピッチは約19mmを確保。カーソルキーが他よりも小さい程度で、配列自体は素直だ
ThinkBook 14
キーボードバックライトも搭載しており、夜間の航空機内など暗い部屋などで使う必要がある場合もキーを視認できる
ThinkBook 14
液晶ディスプレイのサイズは14型、表示解像度は1920×1080ピクセルに対応する。少し大きめの表示がうれしい。輝度はさほど高くないが、広視野角のIPS、非光沢仕上げで目への負担も少ない
ThinkBook 14
Webカメラを標準で装備しており、テレワークなどのTV会議に便利だ。Webカメラを物理的に隠すThinkShutter付きのため、使わない時の心理的な不安も解消できる

ビジネスの生産性を向上させる優秀なパフォーマンス

 ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。評価機のスペックは、CPUがCore i5-10210U(1.6GHz〜4.2GHz)、メモリが8GB、グラフィックス機能がCPU内蔵のIntel UHD Graphics、ストレージが256GB SSD(PCI Express)、OSがWindows 10 Pro 64bit(1903)という内容だ。

 CINEBENCH R15のCPUスコアは、第8世代以前のCore i7と同等以上だ。数年前のモバイルノートPCからは2〜2.5倍ほどになっており、さすがに最新の第10世代だと感じさせられる。より高負荷状態が長く続くCINEBENCH R20でも、良いスコアを出していることから、ボディーの放熱設計もしっかりしており、CPUのポテンシャルを引き出していることが分かる。

 PCMark 10については、比較対象に約4年前に購入したモバイルノートPC(CPUがCore i5-4300U、メモリ8GB、960GB SATA SSD)のスコアも掲載する。それに比べて、Essentials、Productivity、Digital Content Creation、全ての項目で大幅に性能が向上していることが確認できる。生産性の向上は間違いないところだろう。

 PCMark 10ではさらに、バッテリー駆動時間をテストするPCMark 10/Modern Office Battery Lifeを実行(ディスプレイの輝度は50%に指定)したところ、11時間43分と公称値を上回る動作が可能だった。PCMarkのEssentialsとProductivityに含まれるいくつかのテストを、長めのインターバルを挟んで繰り返し実行する実践的な内容だけに価値がある。

 静音性に優れているのもポイントで、高負荷時でもあまり大きな音がしない。排気口がヒンジ部にあるため、使用者が音を感じにくくなっていることもあるが、薄型軽量化をギリギリまで追求していないので、放熱性能自体にも余裕があるのだろう。

ThinkBook 14
CINEBENCH R15のスコア。CPUスコアは第8世代(開発コード名:Whiskey Lake)のCore i7搭載機と同等以上だ
ThinkBook 14
CINEBENCH R20のスコア。CINEBENCH R15よりも高負荷で時間も長いため放熱設計が問われる内容だが、こちらも前世代のCore i7搭載機の水準を上回る
ThinkBook 14
PCMark 10のスコア。比較対象(Core i5-4300U搭載)に比べて、全て大幅に進化していることが分かる
ThinkBook 14
PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのスコア。11時間43分という駆動時間、パフォーマンススコアともに極めて優秀だ
ThinkBook 14
3DMark/FireStrikeのスコア。ビジネス向けなのであまり3D描画性能は重要ではないが、息抜きのブラウザゲーム程度ならば楽しめる性能はある
ThinkBook 14
3DMark/Sky Diverのスコア

ビジネスの即戦力となる超高コスパモバイルノートPC

 これまで見てきたように、ThinkBook 14は最新のハードウェアならではの高い性能、優れたレスポンスに、新旧ビジネスのニーズを満たす装備を備えていて、最近課題として浮上しているセキュリティ対策も抜かりはない。ビジネスモバイルPCとしての完成度は非常に高い。

 それでいて、評価機とハードウェアが同一構成のCore i5モデルが送料無料で6万円台半ばからと、導入コストが非常に安いのだから驚く。Core i3モデルは同じく税込送料無料で5万円台半ばからと、買い得感の高い価格で販売されている。さらに、Windows 10 Pro 64bitのCore i5モデルに、Microsoft Office Home & Business 2019(法人向け)を付属させたフルセットでも送料無料で10万円を下回る。

 ThinkBook 14シリーズを購入すれば、ビジネスシーンでの生産性の向上は間違いなしだ。数年前のPCからの進化は著しく、即戦力として活躍してくれるだろう。働き方改革を推進しようとしている中小企業法人にも、導入コストが気になるSOHO用途にも最適だろう。

ThinkBook 14
前のページへ |       

提供:レノボ・ジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2019年12月22日

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る