デュアルディスプレイを導入するならどのサイズ? さらなる生産性アップの処方箋(2/2 ページ)
ノートPCの出荷増が続く中で、画面の広さを求めて外付けの液晶ディスプレイに注目が集まっている。しかし、1台よりも2台以上を使ったマルチディスプレイの活用が、より生産性を高めることにつながるのはご存じだろうか。複数の液晶ディスプレイを生かした、マルチディスプレイ環境のメリットや選択時のポイントをまとめた。(提供:株式会社マウスコンピューター)
画面サイズはどうする? 27型、23.8型、21.5型を実機ベースで比較
液晶ディスプレイの導入を検討する際、気になるポイントの1つがサイズだろう。デュアルディスプレイを利用する場合は2台ぶんのスペースが必要になる。
画面は大きいほど見やすく、距離を遠くしても視認しやすい。眼精疲労や肩こり予防に有効とされるが、設置スペースとの兼ね合いもある。設置場所に見合わないサイズのディスプレイを設置してしまい、圧迫感や窮屈さを感じるような状態では生産性に悪影響が出てしまう。
多数のモデルを展開するiiyamaのProLiteシリーズには、ほぼ同等の機能を持つサイズ違いの製品が存在しているため、これらを利用して実機ベースでサイズを比較した。
物理的なサイズの違いを下記の表にまとめた。当然ながら21.5型のXUB2292HSが最も省スペースだが、スペース効率でいうと23.8型のXUB2493HS-3が上回る。非表示部の幅はほぼ同じ(XUB2292HSが6.2mm、XUB2493HS-3が6.5mm)な上、設置に大きく影響するスタンドサイズは21.5型のXUB2292HSと全く同じで、画面サイズのみ大きくできている。
iiyamaのProLiteシリーズのサイズ比較 | |||
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型番 | XUB2292HS | XUB2493HS-3 | XUB2792HSU |
パネルサイズ | 21.5型 | 23.8型 | 27型 |
横幅 | 約488.5mm | 約540.5mm | 約612mm |
2枚並べた時の横幅 | 約977mm | 約1081mm | 約1224mm |
高さ | 約352〜482mm | 約366〜496mm | 約397〜527mm |
スタンド横幅×奥行き | 約240×210mm | 約240×210mm | 約300×230mm |
上左右非表示部 | 約6.2mm | 約6.5mm | 約7.1mm |
重量 | 約4.8kg | 約5.4kg | 約6.8kg |
ゴミ箱の横幅 | 約13.8mm | 約15.3mm | 約17.4mm |
オフィスでデュアルディスプレイを活用する際に必要となる条件は?
生産性向上と疲労低減効果を狙って、オフィスでデュアルディスプレイ環境を構築するには、どのような液晶ディスプレイが良いだろうか。
2画面を並べて使う前提で真っ先に挙げたいのは、「ウルトラスリムパネル」だ。2画面並べた際に画面の間の境界が目立たず操作の違和感がない上に、省スペース性にも貢献するだけにマストな条件といえる。ベゼルと画面の段差がないフラットデザインならば、画面間の境目をほとんど意識することなくシームレスに使うことができる。
疲労軽減につながる作業姿勢の改善については、スタンドの可動範囲、調整の自由度が重要になってくる。画面のチルト角度調整、スタンドの高さ調整、画面の向きを変えられるスイベルなどが可能な製品を選びたい。安価な製品は角度調整ができない、スタンドが固定されているなど調整範囲が狭いことも多いので要注意だ。また、VESA規格のマウント(VESA100)に対応していれば、マウントアームを導入するという選択肢が増える。
また、全てのユーザーに必要というわけではないが、生産性向上という点において、ピボット機能があると、WebページやWordファイルのドキュメントといった参考資料の確認、縦位置写真のチェックなどでは非常に有効だろう。
画面の表示性能も作業効率向上、疲労低減両方に影響する。特に照明や外光の映り込みは眼精疲労の大きな原因になりうるだけに、映り込みにくいノングレア仕上げはマストだ。そして、斜めからでも視認性の良いパネルの方が望ましい。
デュアルディスプレイが前提であれば、入力端子も定番端子であるDisplayPortとHDMIのデジタル2系統入力対応は必須だろう。
もちろん、企業向けとしては、「費用対効果」という視点も見逃せない。生産性向上に貢献するからといって無限に予算を使えるわけではない。上記の条件を満たしていることが前提ではあるが、性能的機能的に優れていればいるほど生産性が向上するという類のものではないだけに、コストパフォーマンスというのは重要になってくる。
生産性向上ならiiyamaのウルトラスリムパネル搭載モデルで決まり!
オフィスでの導入に適した外付けディスプレイの特徴を改めてまとめると、スリムベゼル(省スペース設計)、高さや角度の柔軟な調整機能、VESA規格のマウントホール対応、広視野角、ノングレア、HDMI/DisplayPort対応、そしてコストパフォーマンスなど多岐に渡る。
意外とチェックすべきポイントは多いが、これらを漏れなく満たすのが、iiyma ProLiteシリーズの3辺フレームレスでウルトラスリムパネルを備えたモデルだ。21.5型のXUB2292HS、23.8型のXUB2493HS-3、27型のXUB2792HSUと、ほぼ同等の機能で画面サイズの違うモデルがそろっており、オフィスの状況に合わせた最適なモデルが選べる。
実売価格(送料、税込み)は、それぞれ2万4900円、2万6400円、3万5900円だ。いずれも標準でHDMIとDisplayPort両方のケーブルが付属している。特に23.8型のXUB2493HS-3の買い得感が突出しており、画面サイズと省スペース性のバランスにも優れている。3製品の中でもイチオシのモデルとして強調しておきたい。
提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年3月12日
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