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テレワークや在宅勤務の強い味方! USB Type-C接続の大容量ドライブ「Crucial X8 Portable SSD」を試す(1/2 ページ)

スマートフォンだけでなく、PCも充電端子がUSB Type-Cに映りつつある。そのような中で、根強い人気のポータブルストレージはどうなのだろうか。Crucialブランド初となる外付けSSDを試した。

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 無料/有料を問わず、さまざまなクラウドストレージが提供されているが、それでもデータを手元に残しておきたい、仕事でどうしても大容量データの受け渡しが避けられないという人が意外と多いのではないだろうか。

 直近では、文部科学省による「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における一斉臨時休業について」、厚生労働省による「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解」、そして新型コロナウイルス感染症対策本部による指針や具体的な対応策実施と、これまでにない展開が現実になっている。

大容量ポータブルストレージはテレワーク時の強い味方

 こういった予期せぬ事態が発生した場合も、手元に1つ大容量ストレージがあると急なモバイルワークやテレワーク、そして出張といった際も何かと心強い。データのバックアップを複数の手段で持つという意味でも、大いに役立ってくれるだろう。

 今回取り上げる外付けSSD「Crucial X8 Portable SSD」は、Crucial初の外付けSSDだ。Amazon.co.jp限定販売というユニークな製品だが、読み出し/書き込みともに毎秒最大1050MBという高速スピードが特徴となる。一般的なポータブルSSDの最大1.8倍、ポータブルHDDの約7.5倍とうたう本製品を試してみた。

Crucial X8 Portable SSD
Crucial X8 Portable SSDのパッケージ。容量は1TBと500GBの2モデルが用意される
Crucial X8 Portable SSD
USB 3.2 Gen2(10Gbps)に対応し、連続読み出し/書き込みが毎秒最大1050MBの高速データ転送をうたう

小型ボディーで頑丈、パッケージはシンプルで必要十分

 Crucial X8 Portable SSDは、USB Type-C(USB 3.2 Gen2/10Gbps)のインタフェースを備えており、標準でUSB Type-C(Type-C to Type-C)ケーブルと、Type-C to Type-Aの変換アダプター(USB 3.2 Gen1/5Gbps)が付属する。容量は1TBと500GBの2タイプで、Amazonでの価格はそれぞれ税込み2万3180円、1万6980円だ。

 なお、ここでのUSB名称はUSBインプリメンターズ・フォーラムが定めた新しい名称(10GbpsのUSB 3.1→USB 3.1 Gen2→USB 3.2 Gen2、5GbpsのUSB 3.0→USB 3.1 Gen1→USB 3.2 Gen1)に統一している。

 初期状態のフォーマットはexFATで、対応OSはWindows 10/8.1、macOS、PS4、PS4 Pro、XBOX One、XBOX One X、iPad Pro(2018)、Androidと多彩なのに加え、2mの高さからの落下に対しても試験済みという耐久性の高さもポイントだ。HDDのような稼働部分もなく、大事なデータを持ち歩くのに心強い部分といえるだろう。

 ボディーサイズは実測で約110(幅)×57(奥行き)×11(厚さ)mmとコンパクトで重量は約100g、ケーブルと変換アダプター込みでも約121で済む。手にすると金属製のボディーはひんやりとしており、胸ポケットやカバンのちょっとしたポケットにもすんなりと収まる。

Crucial X8 Portable SSD
Crucial X8 Portable SSDのパッケージ。至ってシンプルだ。USB Type-Cのケーブルは長さが約22cmある
Crucial X8 Portable SSD
本体にはUSB Type-Cの端子が1基あるだけだ

 では、早速スピードを計測してみよう。

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