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第10世代Core×Quadro RTX 4000のパワーはいかに? マウスのクリエイター向けPCを試すIntelの10コア20スレッドCore i9+Z490(4/4 ページ)

Intelが投入したデスクトップPC向け第10世代Coreプロセッサ(Comet Lake)と、Intel Z490チップセットを搭載したPCが続々と登場している。その中から、マウスコンピューターのクリエイター向けモデル「DAIV Z7-QR4」を取り上げる。新モデルの性能はどの程度のものなのだろうか。

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高負荷運用でも安心して使える高性能クリエイターマシン

 ベンチマークテストの結果から、DAIV Z7-QR4は第10世代Coreプロセッサ最強のCore i9-10900Kの性能をしっかり引き出しており、NVIDIA Quadro RTX 4000との組み合わせにより、非常に強力なパフォーマンスを発揮することが実証された。

 同時に強調しておきたいのが、その性能を静音性と両立していることだ。机の上の耳元すぐそばに設置していても、アイドル時や低負荷時は動作していることが分かる程度。ベンチマークテストで高負荷をかけると音が大きくなるが、それでも空調が大きくなったという程度で、長時間の高負荷運用にも耐えられるであろう余力が十分に感じられる。

 PCMark 10や3DMarkなどで記録したベンチマークテスト中のCPU温度、GPU温度も十分に低いもので、安心して使うことができる。こうした高負荷運用、長期運用を見据えた余力、さらに安心感は、クリエイター向けに特化しているDAIVならではといえる。

 DAIV Z7-QR4の直販価格は、評価機の構成で31万8500円(税別、送料込み)。CPUが8コア16スレッドのCore i7-10700K、メモリ16GBの標準構成ならば27万2800円(税別、送料込み)で購入可能だ。制作や開発の現場の即戦力として、これから本格的に制作や開発に取り組みたいユーザーにもお勧めできる製品といえる。

DAIV Z7-QR4
PCMark 10実行中のCPU温度推移。通常は60度前後、CPUに最大負荷がかかる終盤のピーク時点の最大温度は83度だった。冷却性能には余裕が感じられる
DAIV Z7-QR4
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