Ryzen 3000XTシリーズ3モデルが店頭に並ぶ!:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
第3世代Ryzenの追加モデルとなる「3000XT」シリーズに属する3モデルが店頭に並んだ。直接の反響は薄めの様子だが、Ryzen全体では盤石な状態を維持しているという。
先週、各ショップにAMDの新CPU「Ryzen 3000XT」シリーズ3モデルが登場した。上位から「Ryzen 9 3900XT」と「Ryzen 7 3800XT」、「Ryzen 5 3600XT」で、価格は順に6万6000円前後、5万1000円強、3万2000円前後となる(税込み、以下同)。
3800XTだけ品薄かも――Ryzen 3000XTシリーズの評判
これまでの末尾Tのないモデルをベースに、ブーストクロックを向上させたのが特徴となる。動作周波数の上昇幅は、3900XTと3600XTが100MHzで、3800XTは200MHzだ。TDPや標準クロックは変わらない。多くのショップで在庫は潤沢とのことだが、Ryzen 7 3800XTだけは薄めとのコメントもいくつか耳にしている。
ユーザーからの反響はどこのショップもそれほど大きくない様子だ。某ショップは「性能アップが地味なわりに、ベースモデルよりきちんと価格が上がっていますからね。まあ、バリエーションとしてなじんでいくのかなという感じです」と話していた。
それよりも、人気が集中して街から払底しているのが「Ryzen 3 3300X」だ。4コア8スレッドで1万5000円前後という値頃から人気を集め、ツクモ各店では「全店で完売、次回入荷未定」となっていた。
TSUKUMO eX.は「他のモデルと比べて入荷が明らかに不安定ですが、致命的な穴にはなっていませんね。6コア6スレッドで1万6000円前後のRyzen 5 3500が潤沢にあって、今はマザーとセットでも1万5000円近くで買えますから。8スレッドにこだわらないならそちらをお勧めです」と話していた。ラインアップが広がっても収れんしても大勢に影響なし、というわけだ。
続いて、話題を集める電源ユニットを見ていこう。
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