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240Hz液晶にメカニカルキーボードと魅力満載のゲーミングノートPC「G-Tune H5」は何が変わったのか(4/5 ページ)

IntelやAMDから新型CPUが登場したことを受け、各社のゲーミングPCに新モデルが相次いで登場している。マウスコンピューターの「G-Tune」で最上位モデルとなる「G-Tune H5」を細かくチェックした。

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極めて優秀なゲーミングパフォーマンス

 ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。

 改めて評価機の基本スペックをまとめると、CPUはCore i7-10875H、メモリは16GB、ストレージが512GB SSD(ADATA SX6000 Pro)、グラフィックス機能がGeForce RTX 2070 SUPER(8GB)、OSがWindows 10 Home 64bit(1909)という内容だ。動作モードは「パフォーマンス」モードを基本に、一部テストはエンターテイメントモードでも測定している。

 CPUパワーがダイレクトに反映されるCINEBENCH R20のCPUスコアは4144だった。これはデスクトップPC向けのCore i7-9700K搭載機を軽く上回るスコアになる。エンターテイメントモードでは約23%ほどスコアが落ちるが、それでも前世代のCore i7-9750H搭載機では2500前後が相場であることを考えれば、非常に優秀だ。8コア16スレッドCPUならではのパワーをいかんなく発揮しているといえる。

 3DMarkのスコアは、DirectX 11ベースのFireStrikeで18766、DirectX 12ベースのTime Spyで7965といずれも優秀だ。エンターテイメントモードのFireStrikeは約11%スコアが落ちたが、特別な高画質や高フレームレートにこだわらなければこのモードでも十分かもしれない。

 実際のゲームを使ったテストでも、FINAL FANTASY XIV:漆黒のヴィランズベンチマークでは「非常に快適」と最高評価だった。FarCry NewDawnでは高画質で平均96fps(最低74fps)と、余裕をもって高画質のプレイに対応できる性能を示した。さらに、レインボーシックスシージでは高フレームレートを狙い、最低画質の「低品質」でテストしたところ、平均251fps(最低203fps)と、240Hzの液晶ディスプレイの優位を実感できるだけのパフォーマンスを記録した。

G-Tune H5
CINEBENCH R20のスコア(パフォーマンスモード)。CPU、CPUシングルコアともCore i7-9700K搭載機を上回る。Core i7-10875Hのポテンシャルを引き出している
G-Tune H5
CINEBENCH R20のスコア(エンターテイメントモード)。パフォーマンスモードに比べて、CPUスコアは約23%、CPUシングルコアは約7%劣るが、これでもノートPCとしては非常に優秀なスコアだ
G-Tune H5
CINEBENCH R15のスコア(パフォーマンスモード)。このテストでもCPU、CPUシングルコアともCore i7-9700K搭載機を上回る
G-Tune H5
PCMark 10のスコア
G-Tune H5
3DMark/Fire Strikeのスコア(パフォーマンスモード)
G-Tune H5
3DMark/Fire Strikeのスコア(エンターテイメントモード)
G-Tune H5
3DMark/Time Spyのスコア(パフォーマンスモード)
G-Tune H5
3DMark/Port Royalのスコア(パフォーマンスモード)
G-Tune H5
FINAL FANTASY XIV:漆黒のヴィランズベンチマーク(1920×1080ピクセル/最高品質/フルスクリーン)
G-Tune H5
FarCry NewDawnのベンチマークテスト結果(1920×1080ドット、高品質)
G-Tune H5
レインボーシックス シージのベンチマークテスト結果(1920×1080ドット、低品質)

 最後に、バッテリーのテストを実施した。

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