Lenovoが“新世代”Coreプロセッサ(Tiger Lake)搭載の「Yoga 9i」「Yoga Slim 9i」を発表
LenovoのプレミアムPCブランドから、新しいノートPCが登場。一部を除き“新世代”のCoreプロセッサを搭載し、スリムさと処理速度の両立を図っている。
Lenovoは8月31日(米国東部夏時間)、コンバーチブルタイプ2in1ノートPC「Yoga 9i」(※1)とクラムシェルタイプの14型ノートPC「Yoga Slim 9i」(※2)を発表した。Yoga Slim 9iは11月に、Yoga 9iは10月にそれぞれ発売される予定だ。いずれも、日本での発売は未定となっている。
(※1)14型モデルの中国での商品名は「Yoga Pro 14C」
(※2)中国での商品名は「Yoga Pro 14s」、北米での商品名は「IdeaPad Slim 9i」
Yoga 9i:14型モデルと15.6型モデルを用意
Yoga 9iは、“新世代”のCoreプロセッサを搭載する14型モデルと、第10世代Coreプロセッサ(開発コード名:Comet Lake-H)を搭載する15.6型モデルが用意されている。
14型モデル:レザーカバーモデルも用意
14型モデルは、マイカ(雲母色)のメタルボディーと、シャドーブラックでガラスのパームレストを備えるレザーカバーボディーから選択できる。ヨーロッパにおけるレザーモデルの想定販売価格は1799ユーロ(約22万7500円)からだ。
先述の通りCPUは“新世代”のCoreプロセッサで“最新世代”のGPUを統合している。詳細については、CPUが正式発表された後に改めて公表される。
メインメモリはLPDDR4x規格で、容量はモデルによって8GB、12GB(レザーモデルのみ)、16GBのいずれかとなる。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量はモデルによって256GB、512GB、1TBのいずれかとなる。
ディスプレイは14型IPS液晶で、タッチ操作やペン操作にも対応する。パネルは、モデルによって以下のいずれかを搭載する。一部市場における一部の構成では、ガラスの端部が3D処理される。
- フルHD(1920×1080ピクセル)、sRGB 100%カバー、400ニト
- 4K(3840×2160ピクセル)、DisplayHDR 400準拠、Dolby Vision対応、500ニト
バッテリー駆動時間は、フルHD液晶モデルで最長18時間、4K液晶モデルで最長9時間を目標としている。ACアダプターはUSB Power Delivery(USB PD)に準拠するものが付属する。
外部ポート類は左側面にUSB 3.1 Type-A端子、Thunderbolt 4端子×2、イヤフォン/マイクコンボジャックを備えている。無線通信は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.1に対応している。
ボディーサイズと最軽量構成の重量は以下の通り。本体には、付属のスタイラスペンを収納できる。
- メタルモデル:約318.4(幅)×210.9(奥行き)×14.6〜15.7(厚さ)mm、約1.4kg
- レザーモデル:約318.4(幅)×210.9(奥行き)×15.3〜16.4(厚さ)mm、約1.42kg
OSはWindows 10 HomeまたはWindows 10 Pro(いずれも64bit版)をプリインストールする。
15.6型モデル:独立GPUを搭載するパワフルさが特徴
15.6型モデルはパフォーマンスモデルという位置付けだ。CPUは第10世代Core i7/i9で、独立GPUとしてNVIDIAの「GeForce GTX 1650 Ti with Max-Q Design」を搭載している。ヨーロッパにおける想定販売価格は1999ユーロ(約25万3000円)となる。
メインメモリはDDR4規格で、容量はモデルによって12GB(Core i7モデルのみ)または16GBとなる。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量はモデルによって256GB、512GB、1TB、2TBのいずれかとなる。
ディスプレイは15.6型IPS液晶で、タッチ操作やペン操作にも対応する。パネルは、モデルによって以下のいずれかを搭載する。
- フルHD(1920×1080ピクセル)、DisplayHDR 400準拠、Dolby Vision対応、500ニト
- 4K(3840×2160ピクセル)、DisplayHDR 400準拠、Dolby Vision対応、500ニト
バッテリー駆動時間は、フルHD液晶モデルで最長13時間、4K液晶モデルで最長9時間を目標としている。
外部ポート類は左側面に電源入力端子、Thunderbolt 3端子×2、イヤフォン/マイクコンボジャックを、右側面にUSB 3.1 Type-A端子を備えている。無線通信は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.0に対応している。
ボディーサイズは約355.5(幅)×238.5(奥行き)×17.5〜19.7(厚さ)mm、最軽量構成の重量は約2kgとなる。OSはWindows 10 HomeまたはWindows 10 Pro(いずれも64bit版)をプリインストールする。
Yoga Slim 9i:“新世代”のCoreプロセッサを搭載したモバイル
Yoga Slim 9iは、“新世代”のCoreプロセッサを搭載するスリムなモバイルノートPCだ。最小構成の想定販売価格は1899ユーロ(約24万円)となる。
先述の通りCPUは“新世代”のCoreプロセッサで“最新世代”のGPUを統合している。詳細については、CPUが正式発表された後に改めて公表される。
メインメモリはLPDDR4x規格で、容量はモデルによって最大で16GBを搭載する。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量はモデルによって512GB、1TBのいずれかとなる。
ディスプレイは14型IPS液晶で、モデルによって以下のいずれかのパネルを搭載する。上部には顔認証ユニットを一体化したWebカメラを備えている。
- フルHD(1920×1080ピクセル)、sRGB 100%カバー、400ニト
- 4K(3840×2160ピクセル)、DisplayHDR 400準拠、Dolby Vision対応、500ニト、タッチ対応
バッテリー駆動時間は、フルHD液晶モデルで最長20時間、4K液晶モデルで最長10時間を目標としている。ACアダプターはUSB Power Delivery(USB PD)に準拠するものが付属する。
外部ポート類は左側面にThunderbolt 4端子×2とイヤフォン/マイクコンボジャックを、右側面にThunderbolt 4端子を備えている。無線通信は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.0に対応している。
ボディーサイズは約318(幅)×200.9(奥行き)×13.9〜14.6(厚さ)mm、最軽量構成の重量は約1.26kgとなる。OSはWindows 10 Home(64bit版)をプリインストールする。
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