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自宅をどこでも作業場に変身するPCデスク「カウチマスター」を導入にしたら在宅テレワークの救世主か(2/3 ページ)

「カウチマスター」は、クラウドファンディングサイトで出資者を募集しているPCデスクだ。ただのデスクと思いきや、ちょっとしたスペースがあればどこでも作業場に変えられる、在宅テレワークの救世主とも言える製品だった。

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さまざまな収納用ポケットも装備

 カウチマスターは、腕を置ける両脇のクッション上部にレザー調の素材を採用しており、汗などの汚れを拭き取れる。左に置くクッションには、PC用のACアダプターを入れておけるメッシュポケットが用意されている。メッシュ状になっているとはいえ、急速充電中は発熱が気になるところではある。

 その並びにPC関連のアクセサリーを入れておけるポケット(ドリンクホルダーとしても使用可能)と、ユーザーから見て、PC台の右奥にはベルクロテープが貼ってあり、ここに未使用時のマウスを入れておくポケットを装着できる。

Couchmaster カウチマスター
クッションの上部はレザー調になっていて、汚れても水拭きできるので清潔感を保てる他、クッションカバーは洗濯が可能だ
Couchmaster カウチマスター
向かって左側のクッションには2つのポケットが用意されている
Couchmaster カウチマスター
天板に取り付けられるマウス収納用のバッグ。かなり手を伸ばさないと届かないので、入れるものを選びそうだ
Couchmaster カウチマスター
この収納バッグはベルクロで取り外しができる

ソファーがなくても床があるじゃないか!

 このカウチマスターだが、うたい文句は「ソファーで在宅ワークを実現!」とある。実のところ、我が家にはソファーがない。デスクでの作業に疲れたら、ノートPCを持ってベッドまたは壁と床のある場所に移動して、そこで足を投げ出して仕事をすることでリフレッシュしているのだ。もちろん、それでも飽きてしまったら、体を動かしたり、仮眠を取ったり、散歩に出たりしている。

 足を投げ出す作業スタイルは、椅子に座るよりかは楽なのだが、目線が下がるため、首や肩が凝ってしまう。せっかく寄りかかれるところに移動したのに、あまり意味がなくなってしまうのだ。

 そこで、カウチマスターの出番だ。

 カウチマスターはほぼクッションという構成で軽いとはいえ、サイズが大きい。3つの部品を担いで階段の昇り降りをするのは大変だが、テーブルの上を片付けるよりはるかに素早く設置して作業を再開できる。

 カウチマスターを設置し、脚となるクッションとクッションの間に入ってみたところ、実に収まりがいい。全体をかなり手前に引いた姿勢であったり、少し奥にずらしてソファーに座っているような姿勢で作業をしたりしてみたが、どちらでも「仕事しやすい!」「疲れにくい!」と感じた。

Couchmaster カウチマスター
床にカウチマスターを設置したにわか作業場だが、実に収まりがいい

 というのも、デスクの場合だと、手首から肘までの大半が宙に浮いた状態でキーボードをたたくことになる。ちょっと前に体重をかけすぎ、椅子の肘掛けを折って使えなくしてしまった経験もあり、椅子の肘掛けだと幅が狭すぎて安定しないこともあってか、もともとあまり使っていない。

 ところが、カウチマスターの場合は肘を置けるクッション幅が19cmもある。肘全体を受け止めとくれる包容力があるのだ。作業中も安心して肘を預けられ、その結果、肩にかかる負担を大いに軽減できた。

Couchmaster カウチマスター
ノートPCとセカンドディスプレイとして15.6型のモバイルディスプレイを接続したところ
Couchmaster カウチマスター
こちらは無線の外付けキーボードと有線マウスを追加した状態。外付けキーボードを使った方が体の中心で文字入力ができて、肘をクッションに預けられるので、より楽に仕事をこなせた

 また、膝に置いた場合よりディスプレイの高さを稼げるため、目線が上がることも、PCワークを楽にしていると感じた。仕事デスクではないテーブルと椅子の組み合わせでは、目線が下がりすぎて画面をのぞき込むような形になりがちだが、カウチマスターを使ってリラックスした姿勢をとると、目線とPCディスプレイがほぼ同じ高さになる。不必要に首を動かさずに済むため、目や首の疲れを感じずに作業できた。

 また、クッションと天板をバラバラにできるのもメリットの1つになっている。組み上げられた製品として形がコの字に固定されていると、クッションとクッションの間に脚を通すことでしか(スリムな人なら正座も可)使えないが、各部に分かれているので八の字型に組めばあぐらをかくことも可能だ。

Couchmaster カウチマスター
八の字型(クッションだけでいえばハの字型)に組めば、あぐらもかける

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