コスパ優秀の15.6型モバイルディスプレイ「LD16W61」を試す:モバイルディスプレイの道(2/3 ページ)
エプソンが投入した15.6型モバイルディスプレイ「LD16W61」は、税込み2万7500円とお手頃な価格が魅力の1台だ。その実力をチェックした。
独自構造のカバー兼一体型スタンドを採用
本製品はカバーと一体になったスタンドが付属しており、組み立て方によって角度を2段階に調整できる。カバー兼一体型のスタンド自体は他社でもよくみられるが、本製品のそれは他社と構造が異なり、折り曲げ方はかなり複雑だ。曲げる方向を間違えてもそれっぽく組み上がるので、使い始めても慣れるまではしばらく戸惑う。
角度を2段階に調整できると言っても、30度と36度というかなり微妙な違いで、例えば天井の蛍光灯が映り込むのを防ぐためにダイナミックに角度を変えるといったニーズには対応しづらい。利用環境によっては、別途タブレットスタンドなどを調達した方が良いかもしれない。
ディスプレイ本体は、マグネットでカバー兼一体型スタンドに吸着しているわけではなく、スタンドのレール部に乗せているだけなので、それを忘れて場所を移動させようとすると、うっかり落下させるなどの事故を起こしかねない。この種のモバイルディスプレイや似た構造のタブレットに慣れている人は気を付けたい。
その一方、このカバーが背面全体を覆う構造なのは秀逸だ。他社のカバー兼一体型スタンドは、段差のある背面の薄い部分だけがカバーで覆われ、厚みのある部分は露出したままということが多い。その点、本製品ならば、そのままバッグに入れられるため実用性が高い。
ポート類は左側面に集中、背面ボタンでメニューを操作
前置きが長くなったが、実際にPCに接続してみよう。本製品はポート配置が独特で、2つのUSB Type-Cポート、HDMIポート、イヤフォンジャックは全て左側面に配置されている。一方の右側面にはポートもボタン類もないという徹底ぶりだ。
最後に、メニュー画面をチェックしよう。
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