年末年始の整理整頓に救世主となる新世代ラベルライター! テプラ「PRO MARK SR-MK1」を試す(2/3 ページ)
キングジムの「テプラ」と聞くと、事務機器然としたラベルライター(プリンタ)というイメージを持つ人も少なくないはず。しかし、今回紹介する「『テプラ』PRO MARK SR-MK1」は、スマホとつないで使うプリント機能に特化したことで、おしゃれな見た目を手に入れた。その利便性を、実際に使ってみて体感してみよう。
どこでも買えるテープカートリッジと乾電池を用意すれば準備OK
MARKでは、テプラPROシリーズ用の4〜24mm幅テープカートリッジの大半を利用できる。
カートリッジのパッケージやケースに「P」「R」両方のアイコンがあれば、テープ幅さえ合致すれば問題なく利用できる。一方で、両方のアイコンがあってもテープ幅が合わない場合、あるいは「P」アイコンしかない場合は利用できないので注意しよう。
オフィスでよく見かける通常のラベルテープはもちろん、アイロンラベル、熱転写テープ、マスキングテープやリボンなど、特殊なテープも利用できる。しかも広く普及しているテプラPRO用のテープなので、入手性も良好だ。活用の幅も広がる。
とりあえず、今回はMARKと一緒に届いた24mm幅のテープカートリッジをセットする。MARK本体の側面をカパッと開ければ、すぐにカートリッジスロットにアクセスできる。
電源は単三形乾電池×6(アルカリ乾電池/充電式ニッケル水素電池)または別売のACアダプターから取る。充電式ニッケル水素電池でも動くということは、事実上「充電式」といっても良いのではなかろうか(違う)。
電池の交換が面倒、という人にはACアダプターの購入をお勧めする。ほんの少しだけ感じるストレスは「面倒臭がり屋」にとっては致命的である。買ってしばらくたったら使わなくなる可能性大だからだ。
テープカートリッジと乾電池(充電池)をセットしたら、側面のふたを閉じて、天面にある電源ボタンを押してスイッチを入れる。
スマホ側でBluetooth設定からMARKをあらかじめペアリングした上でHelloアプリを起動すると、セットアップはスムーズに進む。スマホと接続できれば、下準備は完了だ。
「選ぶ→入れる→送る」でラベルを作成できる!
設定が完了したら、Helloアプリを使ってラベルを作成する。
前述のように、このアプリにはラベルを1からデザインできる「こだわり作成」機能もある。しかし、面倒臭がりの自分が、全てのラベルをこだわって作れるはずがない。ということで、今回は「クイック作成」を試してみることにした。
Helloアプリの良いところは、テンプレートリストが実際に使っている様子の写真となっている点にある。利用イメージを思い浮かべやすいのは非常に助かる。
写真内に見えているラベルの形などを参考にテンプレートを選び、「作成」ボタンをタップすると、テンプレートを選択できる。あとはテキストを入力して、紙飛行機のアイコンか「送信」ボタンをタップすれば、MARKにデータが転送され、印刷が始まる。実にクイックかつイージーだ。
ホーム画面の「ラベル作成」→「クイック作成」、またはタブを切り替えて表示されるテンプレートリストから好みのものを選び、テンプレート詳細を表示する。「作成」ボタンをタップしたら、あとはテキストを入力してMARKにデータを送信するだけで印刷が始まる
とはいえ、同じテンプレートを使って複数ラベルを作るなら、手間がかからないという観点で「一括作成」に軍配が上がる。1つの画面で一気にラベル面まで作って、一気に印刷できるからだ。
元々整理整頓が苦手なこともあり、わたしは調味料をできるだけ同じメーカーのものでそろえている。それでも、このメーカー、あのメーカー……と、複数メーカーのものが入り混じってくると、だんだん「カオス状態」に陥ってしまう。
そこで、MARKの出番だ。それぞれの調味料の名前を日本語でラベリング。既定の枚数で足りなければ「+」アイコンをタップすればいいし、多すぎるのであれば左にスワイプして、ゴミ箱アイコンをタップして削除すればいい。
今回は、既定数が10枚のところ、6枚作成すればこと足りたので、4枚分を削除した。 後は、「印刷」ボタンをタップするだけで、続々とMARKからラベルがプリントアウトされる。
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