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据え置き用スタンド付属でオフィスや在宅ワークに適したモバイルディスプレイを試す:モバイルディスプレイの道(3/4 ページ)
アイティプロテックの15.6型モバイルディスプレイ「LCD15HCC-IPS」。パッと見はスタンダードなモバイルディスプレイに見えるが、ユニークな付属品で独特な魅力を備えたモデルに仕上がっている。実機をチェックした。
金属製スタンドの付属で据え置き利用にも対応
さて本製品最大の特徴は、75mmのVESAマウント規格に対応しており、付属のデスクトップ用スタンドに取り付けることで、据え置きタイプの液晶ディスプレイと同じように使えることだ。
モバイルディスプレイで多く見られるカバー兼用スタンドは、設置には広いフットプリントが必要で、常時デスク上で使うには邪魔になりがちだ。高さを調節できないため、常に画面を見下ろして使う状態になってしまう。本製品付属のカバー兼用スタンドを使った場合も同様だ。
その点、このデスクトップ用スタンドに取り付ければ、本体が宙に浮く形になるのでフットプリントも最小限で済む他、角度を変えることで高さの調節も可能になる。昨今はオフィスや自宅内での利用を前提にモバイルディスプレイを購入する人も増えており、そうしたユーザにとってはメリットが大きい。
スタンドは金属製で、強度、安定感ともに十分だ。ディスプレイの背面を4カ所ネジ留めして固定する構造で、アームの付け根とスタンドの付け根の2カ所でそれぞれ角度を調節でき、縦に回転させることも可能だ。単品で購入すれば数千円はくだらないはずで、これが標準添付されていること自体驚きといえる。
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