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これ1つで出張から確定申告までこなせるモバイルPC「Latitude 7320」を試す(3/4 ページ)

デル・テクノロジーズのLatitudeシリーズは、ビジネス向けモバイルPCの主力モデルだ。多彩なラインアップの中から、モバイル用途に対応した13.3型モデルとなる「Latitude 7320」を選んだ。

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離席すると画面がオフに 便利な「Dell Optimizer」

 本製品はビジネス向けのモバイルPCと位置づけられているので、仕事に役立つツールが標準でインストールされている。中でも「Dell Optimizer」は、普段使っているアプリケーションを分析してパフォーマンスを向上させたり、ユーザーが離席したら画面をオフにし、戻ってきたときにはユーザーを認識してPCのロックを解除したりするといったことができる。

 中でも便利だったのが「近接センサー」で、例えばトイレに行くために離席すると、設定している秒数に従って画面をオフにしてPCをロックする。そしてユーザーが戻ってきたらWindows Helloに登録してある顔を認識して瞬時にPCがアクティブになる、といった具合だ。もちろんPC起動時もWindows Helloが作動するため、待たずにログオンできる。

Latitude 7320
PCの使い勝手を向上させる「Dell Optimizer」の画面
Latitude 7320
「近接センサー」で設定した時間が来るとPCをロックする

 Dell Optimizerにはビデオ会議などで使う音声の設定項目がある。「静かな部屋」「騒がしいオフィス」のような項目が用意されており、周囲の環境を指定するとしゃべっている人の声をはっきりと聞こえるように設定してくれる。

Latitude 7320
音声の設定。環境に応じたプリセットが用意されている

 また「Dell Command|Update」では、システム全体の管理が可能だ。ドライバも含めてシステム全体のアップデートを検索して、新しいバージョンのファイルがあればインストールしてくれる。

Latitude 7320
Dell Command|Updateの画面

 この他にも「Dell Power Manager」というツールもあり、ここではバッテリーの状態が把握できるだけでなく、バッテリー寿命を長くするために曜日によって充電をする、しないといった設定が行える。「サーマル管理」という項目も用意されていて、ユーザーが任意にパフォーマンスとファンコントロールを指定できるようになっている。

Latitude 7320
Dell Power Managerの「バッテリ情報」画面
Latitude 7320
曜日や時間など、充電方法を細かく設定できる
Latitude 7320
「サーマル管理」によりパフォーマンスを任意に設定可能だ

 最後に、Latitude 7320が思わぬところで大活躍したシーンを取り上げたい。

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