QualcommがArm版Windows搭載の低価格開発キット「Snapdragon Developer Kit」を投入
Qualcomm Technologiesが5月24日(現地時間)、オンライン発表会「Scaling the Mobile Compute Ecosystem」を開催した。ここで発表された内容を見ていこう。
5月24日(現地時間)、Qualcomm TechnologiesがArm版Windows 10のプラットフォームを拡充する「Snapdragon Developer Kit」と、エントリー向けSoCの「Snapdragon 7c」のアップデート版となる「Snapdragon 7c Gen 2」を発表した。いずれも2021年夏に発売予定となっている。
Arm版Windows 10搭載の超小型PCで提供される開発キット
Snapdragon Developer Kitは、SnapdragonのSoCを搭載した超小型PCにArm版Windows 10が導入されており、ソフトウェア開発者向けに低価格でテスト環境を提供するためのものだ。同社では、従来のノートPC環境よりも安価に開発環境を提供できるとしている。
現時点でスペックや価格は未定だが、Microsoft Store経由での販売が予定されている。詳細はMicrosoftのイベント「Build」で発表される見込みだ。
また、Windows用のエントリー向けSoCとなる「Snapdragon 7c Gen 2」は、Snapdragon 7cのKryo 468の8コアCPU(Cortex-A76×+Cortex-A55×4)とGPUのAdreno 618などはそのままに、最大2.4GHzの動作周波数を2.55GHzに強化している。
さらに発表会では、Zoom Video CommunicationsからSnapdragonに最適化されたZoomアプリを、この夏をめどに提供する予定であることが明らかにされた。
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