8.4型で2560×1600ピクセル! アナログスティック付きの超小型ゲーミングPC「ONEXPLAYER」が登場!:8月に国内販売(1/2 ページ)
超小型PCを相次いで投入している中国のONE-NETBOOK Technologyから、アナログスティック付きゲーミングPC「ONEXPLAYER」が発表された。国内では8月から販売開始とのことで、発表会にはタレント/ストリーマーの池田ショコラさんが登場した。
テックワンは6月29日に都内の会場で発表会を開催し、中国のONE-NETBOOK Technologyが開発する超小型ゲーミングPC「ONEXPLAYER」を8月から国内で販売すると発表した。公式ストアでは先行予約が開始されており、先行予約特価は13万670円〜(税込み、以下同様)で8月上旬発売、通常価格は14万6300円〜で8月下旬発売となる。
オプションとして用意されるキーボードも9680円で同時発売される。なお、キーボードについては先行予約で申し込んだ場合は半額となり、専用ケース(3300円)も無料でプレゼントされる。
ONEXPLAYERのラインアップと主なスペックは以下の通り。
ONEXPLAYERの主なスペックと価格
製品名称 | CPU | メモリ | SSD | 通常価格(税込み) | 先行予約価格(税込み) |
---|---|---|---|---|---|
ONEXPLAYERスタンダードエディション国内正規版(512GB) | Core i5-1135G7 | 16GB | 512GB | 14万6300円 | 13万1670円 |
ONEXPLAYERスタンダードエディション国内正規版(1TB) | Core i5-1135G7 | 16GB | 1TB | 15万1800円 | 13万6620円 |
ONEXPLAYERプロエディション国内正規版(1TB) | Core i7-1165G7 | 16GB | 1TB | 16万6100円 | 14万9490円 |
ONEXPLAYERアルティメットエディション国内正規版(1TB) | Core i7-1185G7 | 16GB | 1TB | 19万8000円 | 17万8200円 |
ONEXPLAYERアルティメットエディション国内正規版(2TB) | Core i7-1185G7 | 16GB | 2TB | 23万9800円 | 21万5820円 |
アナログスティックを標準で装備 キーボードカバーは別売
ONEXPLAYERは、ブラックとオレンジのカラーに彩られた重量約820gのボディーを採用し、CPUのグレードやSSD容量で5モデルのバリエーションがある。
全モデルで第11世代CoreのCPUとIris Xe GraphicsのGPUを備え、ボディーサイズは約288(幅)×130(奥行き)×21(厚さ)mmで、16GBのメモリ(LPDDR4X-4266)やWi-Fi 6対応の無線LANとBluetooth 5.0のサポート、1万5300mAh(59Wh)の大容量バッテリーを内蔵する。
IPS方式の8.4型の液晶ディスプレイは2560×1600ピクセルの高解像度(358ppi)で、10点マルチタッチ操作に対応する。本体背面には指紋認証/起動ボタンが用意され、Windows Helloもサポートする。この他、ダブルヒートパイプとデュアル放熱ファンの内蔵により、本体の熱を素早く逃がすとアピールしている。
本体にALPS製のアナログスティックを内蔵し、X/Y/A/Bボタンやトリガーボタン、 十字ボタンも装備するのが特徴だ。
上部には2基のUSB 4端子と1基のUSB 3.0 Type-A端子、3.5mmのオーディオ端子とmicroSDカードスロットを並べる。
USB4経由で外付けGPUボックスもサポート
発表会にはテックワンの代表取締役である中林秀仁氏が登壇し、ONEXPLAYERの概要について紹介した。
中林氏は「ONE-NETBOOK Technologyが販売する超小型PCは、仕事の生産性向上やゲーミング、エンジニア向けには“プレミアムコンパクトPC”としての地位を確立した」と語り、「eスポーツ市場が盛り上がりを見せている中で、日本でも2025年には600〜700億円の市場規模へと成長する」と予測した。
現在発売されているゲームタイトルについて「メジャーなソフトを示す『AAA』に位置づけられるものも、PCとXbox、Nintendo Switchなどとのマルチプラットフォーム化が進んでいる。そしてAAAタイトルはコンシューマー機やゲーミングPCでプレイするのが当たり前だったが、ONEXPLAYERの登場によって、これからは超小型PCでAAAゲームを遊ぶ時代になってくる」と中林氏は語った。
ONEXPLAYERのこだわりの1つとして、そのホールド感がある。手にしっくりとなじむ塗装を目指すために、3Dプリンタでサンプルを作り、何百回もの試行錯誤を重ねたという。ボタン配置についても考え抜かれており、指が動きやすいところに並べたそうだ。
ONEXPLAYERはThunderbolt接続の外付け「GPUボックス」にも対応しており、上部に用意されるUSB4 Type-Cポートに接続すればGeForce RTX 3080などのグラフィックスカードを利用可能だ。
発表会で展示されていたデモ。AKiTiOのThunderbolt 3接続の外付けGPUボックス「Node Titan」を接続して表示していた。なお、公式ストアでONEXPLAYERと同時にNode Titanを買うと、4万円の特価が適用される
ONEXPLAYERのOSは、64bit版Windows 10 Homeだ。直近で発表されたばかりのWindows 11への対応だが、発表会終わりに設けられた質疑応答で聞いたところ、当面はアップグレードのサポートで対応するそうだが、Windows 11の正式リリース後はプリインストールするモデルを販売するとのこと。
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