14型で再びの1kg切り! 盤石のIris Xe Graphicsで正統進化した「ZenBook 14」を試す(2/4 ページ)
ASUS JAPANから、14型のスタンダードモバイルPC「ZenBook 14 Ultralight UX435EAL」が発売された。1kgを切る軽量ボディーに長時間のバッテリー駆動時間、そして高い性能を備えた気になる1台をチェックした。
2基のThunderbolt 4やエルゴリフトヒンジを採用
インタフェースを見ていこう。
左側面には2基のThunderbolt 4(USB4)とHDMI 2.0の各ポートが用意されている。Thunderbolt 4はUSB機器とのやり取りだけでなく、外部ディスプレイ出力や高速なSSDをつなげてのデータ転送、本体への給電などが可能だ。このためHDMIポートと合わせて3面の外部画面出力が行える。
右側面にはmicorSDXC対応カードスロットと3.5mmのマイク/ヘッドフォンコンボジャック、USB 3.2 Gen1 Type-Aポートが配置されている。必要最低限ながら過不足のない構成で、いずれも接続時に邪魔になりにくいボディー奥側に並んでいるのも好印象だ。
背面には排気口が用意されており、底面の吸気口から空気を吸い上げて冷却する仕組みとなる。システムに長時間負荷をかけ続けると、左側のヒンジ近くにCPUがあるためこのあたりがとても熱くなる。膝上で使う場合が多いユーザーは気になるところだ。
従来のZenBookシリーズでおなじみとなる、エルゴリフトヒンジは本機にも継承されており、液晶ディスプレイを開けるとキーボード部分が持ち上がって若干の角度が付く。この数度の違いがあることで、キーボードを打ちやすくしている。
強力なノイズキャンセリング機能も装備
ZenBook 14の特徴の1つとして、マイクのノイズキャンセリング機能が搭載されたことが挙げられる。これは第11世代のCoreプロセッサに搭載された「Gaussian & Neural Accelerator 2.0」(GNA 2.0)の機能を使ったものだ。実際にZoom会議をして確かめてみたが、ドアを開け閉めしたり、換気扇をつけたりしても全く相手に聞こえず効果が大きかったが、TVのニュース音声ははっきりと聞こえた。
またZenBook 14は「Intel Evoプラットフォーム」に対応している。Intel Evoプラットフォームとは、Intelが定めた基準をクリアしたノートPCに与えられるもので、主に以下のような特徴がある。
- 第11世代Coreプロセッサ+Iris Xe Graphicsのシステム
- システムはスリープ状態から1秒未満で起動
- バッテリー駆動時も高い性能で動作
- フルHDディスプレイで9時間以上のバッテリー駆動が可能
- フルHDディスプレイで30分以内の急速充電で4時間駆動が可能
- Wi-Fi 6およびThunderbolt 4搭載
システムの概要については既に紹介したが、無線LANはWi-Fi 6に対応する他、Bluetooth 5.1もサポートしており、その要件を満たしている。Intel Evoプラットフォームであれば、ビジネス向けのPCとして快適に使えるというお墨付きを与えられたような形だと思えばいいだろう。
次に内部スペックを確認する。
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