13.4型のゲーミングPCに外付けGPUユニットを用意! ASUSの「ROG FLOW X13」を試す:単体でも強い! 合体でさらにパワーアップ!(5/5 ページ)
ASUS JAPANの2in1ゲーミングモバイルPC「ROG FLOW X13」 (GV301)は、別売の外付けGPUユニット「ROG XG Mobile GC31」と合体させられる、非常にユニークなモデルだ。
セパレートスタイルは放熱面でも有利
高い性能を小型のモバイルPCに詰め込んだだけに、発熱や騒音面が気になるところだろう。動作音については、Turboモードでは低めの負荷にも敏感に反応するため、かなりノイジーな印象だ。逆に、パフォーマンスモードであれば高負荷時以外はそれほど気にならない。
いずれにしても高負荷時の動作音は大きく、ROG XG Mobile利用時も同様だ。セパレートタイプなので中負荷時は静かな時もあるが、ピーク時は単体よりも大きな音になる。
発熱については、単体での利用時はかなり高い温度になる部分もあるが、それでもパームレスト部分は体温以下の温度に抑えているのは立派だろう。ROG XG Mobile利用時は熱源が分散されるためROG Flow 13本体の発熱は低く、快適に利用できる。このあたりセパレートスタイルならではの利点だろう。
いつでもどこでも戦えるセパレートスタイルのゲーミングPC
本体のROG Flow 13、外付けGPUユニットのROG XG Mobileともに発表されたのは3月だが、その後半導体の部材不足などの影響で発売延期、あるいは入手困難となり、価格も改定(値上げ)されており、当時からはかなり状況が変わっている。
まず、本体のROG Flow 13 GV301QHについては、3月の発売当初から入手困難な状況が続いていたが、6月以降、Amazon.co.jpではタイミングによっては購入できるようだ。ただ、発表当時よりは価格が値上がりしており、6月にはGeForce RTX 3050 Tiを搭載したROG Flow X13 GV301QEも追加で発売されている。GPUの性能、機能ともGV301QEの方が明らかに良いので、それとの兼ね合いで判断したい。なお、直販サイトのASUS Storeではどちらも入荷未定となっている。
また、当初は3月〜4月にかけて発売だったROG XG Mobile GC31は発売延期となり、手に入れることができない状況となっていた。販売も停止されていたが、このたび「7月中旬出荷予定」となり、ASUS Storeでの販売も一部再開されている。これまでも発売延期が繰り返されてきたが、今回は販売も再開されているので、ある程度の数は期待できそうだ。
こちらも発表当初からは値上がりしてしまったが、他にはない個性、付加価値を持つモデルだ。半導体の供給問題はまだ予断を許さない状況だけに、購入は急いだ方が良さそうだ。
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