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Intel、ハイエンドノートPC向けの第12世代Coreをメーカーに出荷開始
米Intelが、高性能ノートPC向けの第12世代Coreプロセッサをメーカー向けに出荷した。
米Intelが、高性能ノートPC向け第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)のメーカー向け出荷を始めたことが分かった。同社のクライアントコンピューティング事業本部で事業本部長を務めるグレゴリー・ブライアント(Gregory Bryant)氏が、Twitterへの投稿で明らかにした。
同社は10月28日に第12世代Coreプロセッサを発表しているが、本稿執筆時点ではゲーマー向けのデスクトップPC製品が登場しているだけとなっており、一般的なデスクトップPC向けとノートPC向けについては2022年前半に発表する予定としている。
第12世代Coreプロセッサの最大の特徴は、高い性能を発揮する「パフォーマンスコア(Pコア)」と電力効率に優れる「高効率コア(Eコア)」を組み合わせている点にある。高性能デスクトップPC向け製品を発表した際には、小型ノートPCまで全てPコアとEコアを組み合わせる構造になるとしていた。
10月28日に発表になった高性能デスクトップPC向け製品は、Pコア/Eコアともに8コアずつの構成だったが、設置スペースや冷却性能が劣るノートPC向けの製品では、コアの数が変わる可能性が高いと考えられる。
Intelが今回出荷を開始した製品と、それを搭載したノートPCは、早ければ2022年初めに米ラスベガスで開催予定のCES 2022に出展される可能性もある。
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