ASUS「ProArt Display PA148CTV」はクリエイターも驚きのジョグダイヤルを備えた14型モバイルディスプレイだ(2/3 ページ)
ASUS JAPANの「ProArt Display PA148CTV」は、クリエイター向けの機能やスペックを盛り込んだユニークな14型モバイルディスプレイだ。実機を試してみた。
多数のカラープリセットをワンタッチで切り替え可能
実際にPCに接続して使ってみる。本製品は左側面に、microHDMIポート、および2基のUSB Type-Cポートを搭載しており、このいずれかでデバイスと接続する。2基のUSB Type-Cポートに機能の違いはなく、HDMI接続時の給電およびタッチ信号の伝送についても、どちらのポートも利用できる。
OSDメニューの操作は、本体左側面に搭載された大型のジョグダイヤルで行う。ダイヤルの回転と上下/左右の押し込みを組み合わせた操作方法はかなり独特で、慣れるまではそれなりに苦労するのだが、極小のボタンを爪先で押し込むようにして操作する一般的なモバイルディスプレイのジョグダイヤルと違って、デリケートな操作を必要としないのは利点だ。
メニューについては項目数も多く、細かなカスタマイズが可能だ。音量と画面の明るさに関してはショートカットで操作できるなど、利用頻度も考慮した設計がなされているのもよい。ProArtプリセットにより、ニーズに合わせた色域のワンタッチ切り替えが可能なのも、本製品の大きな特徴だ。
アドビ系アプリを直接操作できる2つの機能を搭載
本製品のユニークな特徴として、本体背面のジョグダイヤル(ASUS Dial)を使って、アドビ系のグラフィック系のアプリをリモートで操作できることが挙げられる。つまり本製品をUSB Type-C接続のコントローラーとして利用するわけだ。
対応する具体的なアプリとしては、Photoshop、Photoshop Lightroom Classic、Premiere Pro、After Effectsなどが挙げられており、ダイヤルを回すことによって、画像の拡大縮小や、明るさの調整といったショートカットが利用できる。
例えばPhotoshopの場合、アプリを起動した状態で本製品のジョグダイヤルの中央を押すと、ドーナツ型のメニューが表示される。メニューの項目は「システム音量」「システムの明るさ」「ブラシグループ」「レイヤーズームイン/アウト」「取り消し(ヒストリー)」「ドキュメントを繰り返す」が割り当てられており、ダイヤルを回す/押し込むことで操作が行える。
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