4K/144Hzで色鮮やかな画面! ASUSの32型「ROG Swift PG32UQ」は長く使える相棒になれるか試してみた(1/3 ページ)
一度買うと、長く付き合う周辺機器の筆頭格が液晶ディスプレイだ。最近のキーワードであるHDMI 2.1/4K表示/高リフレッシュレート/HDR対応といったポイントを網羅している、ASUS JAPANの「ROG Swift PG32UQ」をチェックした。
ASUS JAPANが投入した32型ゲーミングディスプレイ「ROG Swift PG32UQ」(以下、PG32UQ)は、HDMI 2.1に対応し、4K(3840×2160ピクセル)解像度での表示と144Hzのリフレッシュレートに対応した32型の液晶ディスプレイだ。
大画面、高解像度、さらに高リフレッシュレートでDisplayHDR 600にも対応していることもあり、同社直販のASUS Store価格で税込み13万1220円と、ゲーミングディスプレイとしてはかなり高めだ。しかし、これらのスペックを同時に満たす選択肢は少ない。DCI-P3の色域を98%カバーすることもあり、少なくともカタログスペック上はクリエイターの利用にも耐えうる製品でもある。
ここでは実機を使って、「映像の見た目」「4K解像度によるワークスペースの広さ」「リフレッシュレート」という点を検証した。
「ゲーミングデバイスっぽさ」の強いボディー
外観は落ち着いたブラックカラーでまとめられており、ボディーサイズはスタンド込みで約728.18(幅)×292.563(奥行き)×551.83(高さ)mm、重量はスタンド込みで約9.7kg、スタンドなしで6.1kgある。いったん設置すればかなり安定感があり、少々の力では揺れることはないが、1人で組み立てる際は慎重に行いたいところだ。
液晶パネルはIPS方式のノングレア(非光沢)で、視野角は上下/左右とも178度と広く見やすいのが特徴だ。32型と大画面のため四隅に視線を移すことも多いが、いずれの場合でもはっきりと表示されている。なおベゼル幅は上/左右が約4mm、下部は約20mmと狭い。
ボディー背面には、ROGシリーズ特有の機械的な溝が刻まれており、ROGのロゴを大きく配置し、Aura SyncやOSDメニューでロゴの発光を制御できる。もちろん発光しない設定も可能だ。
100mmまでの高さ調節に対応する他、左右各25度のスイベル、上に20度、下に5度のチルト調整も行える。目が疲れにくい角度や高さを決めやすく、横にディスプレイを並べた状態でも左右に傾けることで目との距離を一定に保てる。
電源はACアダプターを利用する。電源ケーブルは3ピンタイプで、HDMIケーブルとDisplayPortケーブル、USB 3.0アップストリーム対応ケーブル、VESAマウントホールを延長するスクリューネジ、ステッカーが付属する。ステッカーはROGロゴを多く収録しており、特別感がある
本製品は100mm四方のVESAマウントに対応しているが、これを使用する場合はプラス/マイナスドライバーの両方が必要となる。「マイナスドライバーをスタンドカバーの切れ目に差し込んで、スタンドを外してください」という旨の図がマニュアルに指示されており、実際にカバーには取り外し用の溝がある。
これを外したのち、付属のスクリューネジを取り付ければVESAマウント対応のアームが使えるようになる。ただ32型と大きいゆえ重量があり、マニュアルには耐荷重28.8kg以上のウォールマウントブラケットを利用するよう書かれているため、利用するアームを選ぶ際は気をつけたい。
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