2022年初のWindows 11 Insider Previewが登場 AirPodsでの通話時の音質を改善
Microsoftは1月6日、「Windows 11 Insider Preview Build 22526」の配布をDevチャネル向けに開始した。
Microsoftは1月6日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview Build 22526」の配布をDevチャネル向けに開始した。
今回のビルドでは、HD Voice(wideband speech)に対応し、AirPodsシリーズを使ってビデオ会議などで会話をする際の音質を改善した。また、ファイル検索の速度も改善した。これは、より多くのファイルをインデックスの作成対象としたことによる。
さらに一部のInsiderに限定して、「Alt+Tab」キーでウィンドウを切り替える際の表示を変更した。このキーを押すと、開いているウィンドウの縮小版が画面中央に並び、カーソルキーなどで選択することで最前面に表示させるウィンドウを切り替えることができる。
Windows 11では、ウィンドウの縮小版が画面中央に並ぶときに、背景が全面的に曇りガラス越しのようなぼやけた表示になっていた。今回のビルドでは、画面中央に並ぶウィンドウの縮小版の周囲の表示だけが曇るようになり、他の部分ははっきりした表示となるように変わった。Windows 10で「Alt+Tab」キーを押したときのような表示になったとも言える。
修正点もある。まず、ファイル・エクスプローラーでファイルを検索したときにexplorer.exeが異常終了する問題を解消した。加えて、直近の検索キーワードのポップアップ表示が動かなくなったままになってしまう問題や、同じくファイル検索の問題で、ディスプレイのスケーリングを100%以上に設定しているときにファイルアイコンの表示解像度が低いという問題を修正した。
ほかにも、Microsoft StoreからWebメディア拡張をインストールしようとするとエラーが発生していた問題や、リモートデスクトップ経由でシャットダウンや再起動をしようとすると「KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED」というメッセージが現れる問題などを解消した。
関連記事
- Windows 11 Insider Previewのアップデートで一部に不具合 タスクバーが「無応答」に(解決策あり)
Windows Insider Previewの最新ビルドにおいて、一部環境でタスクバーやエクスプローラーが応答しなくなる不具合が発生している。不具合が発生した場合は、特定のレジストリフォルダを削除して再起動することで解消可能だ。 - 最小要件を満たさない旧型PCでもWindows 11が利用可能な意味
米Microsoftが次期OS「Windows 11」について要件緩和を発表し、話題を集めている。その背景を考えてみた。 - 「Windows 11」の動作要件がアップデート 「PC 正常性チェック」も再登場
米Microsoftは8月27日(現地時間)、この秋にリリース予定の新OS「Windows 11」について要件を見直し、公開を停止していた「PC 正常性チェック」アプリの再公開を開始した。 - 新しめのPCでも動かない可能性が? 「Windows 11」を動作要件を改めてチェック!
6月24日(米国東部時間)に発表された「Windows 11」。Windows 10が動くPCやタブレットなら無償アップデート可能……と思いきや、発売から5年以内のPCでも動作しない可能性もある。改めて、現時点における動作要件をまとめよう。 - 「Windows 11」登場 Windows 10の後継OS
Microsoftが、Windows 10の後継となるOSのリリースを発表した。Windows 10を使っているユーザーなら、2021年秋から順次無償アップデートできるが、ハードウェアの要件を満たしていることが前提となる
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.