Windows 11、最新のDev版で気になる仕様変更 「Pro」でもMicrosoftアカウントが必要に
米Microsoftは2月16日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview Build 22557」をWindows Insider ProgramのDevチャネルに向けて公開した。
米Microsoftは2月16日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview Build 22557」をWindows Insider ProgramのDevチャネルに向けて公開した。「スタート」画面に複数のアプリのアイコンを格納したフォルダーを作れるようになるなど、数多くの変更が加わっており、それぞれの概要を説明したブログ記事もかなり長いものになっている。
その記事を読み進めると、終わり近くに目立たないようにひっそりと気になることが書いてある。Windows 11 Proでも、同Homeと同様に初期セットアップ時にインターネット接続が必要になり、私用で使う場合はMicrosoftアカウントも必要になるという仕様変更の告知だ。つまり、Windows 11 Proでは、初期セットアップ時にローカルアカウントを作れなくなるということだ。
Microsoftアカウントでセットアップすると、ユーザーフォルダーの名前を自由に決められないなどの事情から、もっぱらローカルアカウントを使っているという読者も少なくないだろう。しかし、新しいBuild 22557では、この手を使えなくなる。しかも、今後のプレビュービルドでもMicrosoftアカウントを要求すると考えて欲しいという但し書きまである。
今のところは、Microsoftアカウントを要求されるのはPCの初期セットアップ時だけで、使い始めてからユーザーを追加する際には要求されないようだが、今後はどうなるか分からない。
とはいえ、Microsoftは2月3日に、2022年はWindows Insider Programの運用方針を変更し、Devチャネルは実験色が強い内容にしていくことを明らかにしている。同時に、Devチャネルで公開したものが全て製品版になるとは限らないとも断っている。
今後、この仕様変更がBeta/Release Previewチャネルにも反映されれば、製品版でも仕様変更があると考えなければならない。MicrosoftはDevチャネルで提供したものについては、ユーザーの意見を広く募り、その反応を見るとしている。この仕様変更に、Devチャネル参加者がどう反応するか気になるところだ。
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