リモート会議やオンライン授業も快適に! 長く使えるノートPC「mouse B5-i7-H」を試す(2/3 ページ)
マウスコンピューターの15.6型スタンダートノートPCに、Windows 11を搭載した「mouse B5-i7-H」が加わった。実機をさまざまな角度からチェックした。
外部ディスプレイもスマートに接続可能
ディスプレイ出力端子はHDMIとType-C(DisplayPort Alternate Mode)を装備する。フリーアドレスのオフィスや在宅ワークでは、生産性向上のために外部ディスプレイを接続するスタイルが一般的であり、そういった運用をしたい場合にもスマートに対応できる。HDMI端子はプロジェクターや家庭用TVでも標準的な規格なので、取引先企業でのプレゼンテーション、出張先ホテルにある大型TVにつなぐ必要がある場合にも重宝する。
USB端子はディスプレイ出力対応のType-C含めて4基あり、そのうち2基は10Gbps(USB 3.2 Gen 2)対応と高速な周辺機器も本来の性能で接続可能だ。
通信機能は、1000BASE-T対応の有線LAN、Wi-Fi 6対応の無線LAN、Bluetooth 5.1を標準で装備する。高速な無線通信に対応しつつ、有線LAN端子もしっかり装備しており、ビジネスホテルや海外ホテルではセキュアな無線環境が整っているとは限らないので、有線LAN端子があると安心だ。
また液晶ディスプレイの上部に100万画素のWebカメラと、デュアルアレイマイクを内蔵しており、ビデオ会議も追加装備なしでスマートにこなせる。
左側面に2基のUSB Type-A(USB 2.0)、有線LAN、microSDカードスロット、ヘッドフォン/マイク兼用の各端子がある。一番奥は盗難防止ワイヤーを取り付けるセキュリティロック・スロットだ
ビジネスからエンタメ、ライトクリエイティブまで快適にこなせる性能
CPUは4コア8スレッドのCore i7-1165G7(2.8GHz〜4.7GHz)を採用する。開発コード名「Tiger Lake」で知られる第11世代Coreプロセッサの主力モデルだ。
メモリとストレージはBTOで柔軟にカスタム可能だ。今回の評価機は、メモリが16GB、ストレージにPCI Express(NVMe) SSDを1TB搭載する構成だったが、BTOではメモリが最大64GBまで、SSDは2TBまで(PCIe 4.0 x4接続も指定可能)選べる。
この構成ならば、ビデオ会議を始め、オフィスアプリでの書類作成などビジネスや学習を快適にこなせるのはもちろん、写真や動画のシンプルな編集、息抜きのカジュアルゲームなどまで幅広く対応できる。OSは標準でWindows 11 Homeだが、BTOではWindows 11 ProかWindows 11 Proのダウングレード権を利用したWindows 10 Proも用意されている。
ビジネスもカジュアルクリエイティブもサクサクこなせる高性能
ベンチマークテストの結果を見よう。一部のテストでは参考として、2018年に発売された旧型のノートPC(CPU:Core i5-8250U、メモリ:20GB、SSD:SATA 960GB、Windows 10 64bit)のスコアも掲載した。
結果はご覧の通りで、本製品の性能はとても優秀であり、比較対象の旧型ノートPCをぶっちぎるスコアとなっている。
静音性や放熱設計も優秀だ。アイドル時は無音に近く、高負荷時でも冷却ファンが回り出したのが分かるという程度の音にとどまる。また、ボディーに不快な熱を持つこともなかった。Core i7-1165G7は、1kgを切る最軽量クラスのPCにも搭載可能な省電力CPUだけに、本製品ならば余裕を持って放熱できるのだろう。
PCMark 10のスコア。Essentials(日常操作)、Productivity(オフィス)、Digital Content Creation(クリエイティブ)、いずれも2018年の旧世代PC(Core i5-8250U搭載)を大きく上回っている
Microsoft Officeを利用したPCMark 10 Applicationsのスコア。Word、Excel、PowerPoint、Edgeと、全てのアプリで比較対象を上回る。特にWordとExcelは大差が付いている
FINAL FANTASY XIV:暁のフィナーレベンチマークのスコア(1920×1080ピクセル、標準品質、フルスクリーン)。最新世代はCPU内蔵GPUとは侮れない性能をもっており、ゲームもそれなりに楽しめる
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