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壁掛け対応スマートディスプレイ「Echo Show 15」を試して分かった際立つ個性山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/5 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。セットアップ編に続き、使い込んで気がついたことを整理した。

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 壁面に掛けて使えるAmazonのスマートディスプレイ「Echo Show 15」は、家族で使えるのが大きな特徴だ。カメラの前に立ったユーザーを判別するビジュアルID機能を搭載しており、カレンダーやタスクのような属人的な内容は自動的に切り替わって表示されるのが、1つの目玉になっている。

 では家族で共有せず、このビジュアルIDを活用する機会がなかったとして、従来のEchoシリーズから乗り換えて使う価値はあるのだろうか。本稿ではそうした個人ユースを前提に、本製品の機能と活用方法をチェックしていく。

Echo Show 15
15.6型のスマートディスプレイ「Echo Show 15」。見た目は完全に額縁であり、フォトフレームをオンにすると絵画を飾っているかのようだ

まずはショートカットを使いこなすべし

 本製品を使いこなすにあたっては、画面を上から下にスワイプすると表示される「ショートカット」、さらにホーム画面右側に表示される「ウィジェット」、この2つが使いこなしのカギとなる。順にチェックしていこう。

 まずはショートカットだ。これは音声で操作しなくとも、タッチで簡単に操作を行うためのユーザーインタフェースで、画面を上から下へスワイプすると表示される。呼び出し方自体は現行の「Echo Show 8」などと同様で、内容もほぼ踏襲されているが、上段の「ウィジェットギャラリー」、下段の「フォトフレーム」のように、独自のショートカットがいくつかある。

 スマートディスプレイは音声による操作と画面でのタッチ操作、どちらにも対応するのが利点だが、音声で操作をするためには、どんな機能があるかを把握しておく必要がある。このショートカットは、そういった機能の確認にも適しているので、主に音声で操作する場合も利用機会は多いはずだ。

 ちなみに、このショートカットは後述するウィジェットと異なり、項目の並び替えや追加/削除は行えない。「ミュージック」「スマートホーム」「ビデオ」「定型アクション」という並び順は、項目の関連性からして「ビデオ」がもう1つ手前にあるべきだと思うのだが、手動で並び替えを行うことは不可能だ。

Echo Show 15
ホーム画面。上から下にスワイプするとメニューが表示される
Echo Show 15
メニューを表示したところ。内容は従来のEcho Show 8などと同じだが、上段の「ウィジェットギャラリー」、下段の「フォトフレーム」などは本製品のオリジナルだ
Echo Show 15
「検出」画面。現状は「ALEXAのおすすめ」と呼ばれるコンテンツが表示される
Echo Show 15
「連絡」画面。呼びかけや通話機能をまとめて呼び出せる。内容は従来モデルと同様だ
Echo Show 15
「ミュージック」画面。連携する音楽サービスをここから再生可能だ
Echo Show 15
「スマートホーム」画面。設定済みのスマートホームデバイスをタップで操作できる。Fireタブレットの「デバイスダッシュボード」に近い
Echo Show 15
「ビデオ」画面。動画配信サービスを起動する
Echo Show 15
「定型アクション」画面。登録済みの定型アクションをここからワンタップで操作できる。機能のオン/オフもここから行える

 続いて、ウィジェットの活用法を見ていこう。

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