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MicrosoftがWindows 11「Build 25140」をDevチャネルで公開 ユーフェミア書体に新たなグリフを追加:Surface Pro Xにおける問題は解消せず
Windows 11 Insider ProgramのDevチャネルに最新のビルドが掲載された。カナダの先住民が使う字体に新たなグリフが追加された一方で、Surface Pro Xで報告されている休止状態に絡む不具合は解消できていない。
Microsoftは6月15日(米国太平洋夏時間)、Windows 11 Insider ProgramのDevチャネルにおいて「Windows 11 Insider Preview Build 25140」を公開した。このビルドは不具合の修正がメインとなっており、新要素としてはユーフェミア書体に新しいグリフが追加されている。
ユーフェミア書体は、カナダの先住民が使用するほとんどの文字をカバーしている。今回のビルドではこの書体のフォントを更新し、さまざまなサイズで文字の読みやすさと画面レンダリングを向上させたという。
加えて、カナダ北極圏のナッティリック語のUnicode 14文字をサポートするため、新しいグリフが追加されている。
Surface Pro Xへの適用は非推奨
Windows 11 Insider Preview Build 25131では、Armベースの2in1 PC「Surface Pro X」に適用すると休止状態から復帰すると黒い画面が出てくる(≒正常に復帰できない)不具合が発生した。
この不具合は今回のビルドでも修正されていないため、Microsoftは同デバイスにおけるDevチャネルのアップデートを当面見合わせるように呼びかけている。
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