Armベースの「Surface Pro X」に新モデル よりパワフルな「Microsoft SQ2」プロセッサ搭載:新色「プラチナ」も
MicrosoftとQualcommの共同開発プロセッサを搭載する、Armベースの「Surface Pro X」に新モデルが登場する。新プロセッサを搭載するモデルには、新色「プラチナ」も用意される。
Microsoftは10月1日(米国太平洋夏時間)、Armベースのキーボード着脱式2in1 PC「Surface Pro X」の新モデルを発表した。同社がQualcommと共同開発したArmベースのプロセッサをパワーアップし、従来のマットブラックに加えて「プラチナ」カラーのモデルも用意した。日本では10月13日に発売される。
Microsoft Store(日本マイクロソフトの直販サイト)における個人向け新プロセッサモデルの販売価格は20万4380円(税込み)からとなる。従来プロセッサのモデルも従来通りの価格(税込み14万2780円から)で併売される。
新モデルの概要
新モデルでは、プロセッサが「Microsoft SQ1」から「Microsoft SQ2」に変更されている。
Microsoft SQ2は、SQ1と同様にQualcommと共同開発されたプロセッサだ。Microsoftによると「ArmベースのPCでは最速」ということだが、現時点において詳細な仕様は公開されていない。ただし、GPUが「Adreno 685」から「Adreno 690」に変更されていることは判明している。
その他の仕様は、従来モデルとおおむね同様となる。
メインメモリはLPDDR4x規格で、モデルによって8GBまたは16GBを搭載する。SSDはモデルによって128GB、256GB、512GBを搭載する。このSSDは着脱可能だが、ユーザーによる着脱はできないことになっている。OSは個人向けモデルはWindows 10 Home、法人向けモデルはWindows 10 Pro(いずれもArm版)をプリインストールする。個人向けモデルには「Office Home and Business 2019」のライセンスも付属する。バッテリー駆動時間は最長15時間(Microsoft調べ)となる。
インカメラは500万画素、アウトカメラは1000万画素のセンサーを採用。アウトカメラはオートフォーカス(AF)に対応する。インカメラのそばには、Windows Hello用の赤外線カメラも備えている。内蔵スピーカーは2W出力のものを2つ搭載しており、Dolby Audio Premiumに対応している。
ポート類はSurface Connect端子、USB Type-C端子×2、nanoSIMカードスロット、キーボードカバー用端子を備えている。無線LANは「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)対応で、Bluetooth 5.0も利用できる。
「Qualcomm Snapdragon X24 LTE modem」も内蔵しており、本体だけでモバイル通信ができる。物理的なnanoSIMに加えて、本体内のeSIMに契約情報を書き込んで使うことも可能だ。
ボディーサイズは約287(幅)×208(奥行き)×7.3(厚さ)mmで、重量は約774gとなる。キーボードカバー「Surface Pro X Keyboard」やペン「Surface Slim Pen」「Surface Pen」は別売となる。
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