Google MeetがChromeブラウザで「ピクチャー・イン・ピクチャー」に対応 全ユーザーに順次適用
Google MeetをChrome OSを含むPC向けのChromeブラウザで利用すると、通話をポップアウト表示する「ピクチャー・イン・ピクチャー」に対応する。個人向けのGoogleアカウントと、企業/学校向けのGoogle Workspaceアカウントの“全て”で順次利用できるようになる。
Googleは6月16日(米国太平洋夏時間)、Web会議サービス「Google Meet」の新しい機能として「ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)表示」をリリースした。この機能を利用するにはChromeブラウザ(Chrome OSを含む)が必要で、全てのGoogleアカウント/Google Workspaceアカウントにおいて順次対応する。
PIP表示の概要
MeetにおけるPIP表示を利用するには、先述の通りChromeブラウザが必要となる。
PIP表示は、現在進行しているMeetのタブからポップアウトする形で行われる。常に手前に表示されるため、他のアプリ(ウィンドウ)を表示している時でも映像を確認しやすいことがメリットだ。
PIPで表示できる動画タイル(参加者)は最大4人分までとなる。また、PIP表示中に当該のポップアップウィンドウにマウスカーソルを合わせると、以下の操作を行える。
- マイクのミュート
- カメラの調整
- 通話(会議)からの退出
- Meetタブ(通常表示)への復帰
新しい参加希望者や意見表明を“見逃す”ことのないように、PIP表示中も「チャットメッセージ」「挙手」「参加リクエスト」といった重要な通知は届く。
複数のビデオフィードの固定にも対応
PIP表示のサポートと同時に、Google Meetは複数のビデオフィードの固定表示にも対応した。常に表示したい人やコンテンツ(スクリーン表示など)を複数指定できるようになることで、見たい情報を見逃すリスクを軽減できるようになる。
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