メカニカルキーボードの新型「ROG STRIX FLARE II ANIMATE」のライティングとアニメLEDに驚く(1/3 ページ)
ASUS JAPANのゲーミングブランド「Republic of Gamers」(ROG)に、メカニカルキーボードの新モデル「ROG STRIX FLARE II ANIMATE」が追加された。新たに「AniMe Matrix LED」を備えた実機をチェックした。
ASUS JAPANから、同社のゲーミングブランド「ROG」シリーズの名を冠するメカニカルキーボード「ROG STRIX FLARE II ANIMATE」(以下、FLARE II ANIMATE)と、「ROG STRIX FLARE II」(以下、FLARE II)が発売された。どちらも赤軸(ROG NX RED)と茶軸(ROG NX BROWN)のキースイッチをラインアップに備えているのが特徴だ。
一方で両モデルの違いは、ボディー右上に白色LEDのドットアニメが表示される「AniMe Matrix LED」の搭載の有無のみとなる。そこで今回はAniMe Matrix LEDを搭載した上位モデルFLARE II ANIMATEの赤軸モデルを紹介しよう。
価格はいずれもオープンプライスだが、同社直販のASUS Storeでの価格はFLARE II ANIMATEが3万3800円、FLARE IIは2万6800円(いずれも税込み、以下同様)となっている。なお今回のラインアップには日本語キーボードは含まれず、英語キーボードのみだ。
軽いタッチのタイピングが可能で赤軸と茶軸モデルを用意
FLARE II ANIMATEは、テンキーとファンクションキー、Windowsキーなどを含むフルキーボードの英語104キーボードだ。このため本体サイズは約435(幅)×165(奥行き)×40(高さ)mmと大きい。本体重量は公称で約1113g、ケーブル込みの実測で1216gとかなりの重さがあるが、そのぶん、キーを強く入力しても本体が動くこともなく、安定したタイピングを可能としている。
キーピッチは実測で19mm、キーストロークは4mmだ。キーボード底面にはチルトスタンドが用意されており、これを利用すると5度傾けられるので、奥側にある数字キーやファンクションキーなどが打ちやすくなる。
キートップは同社独自の「ROG PBT Doubleshot Keycap」となっており、軽量なポリブチレンテレフタレート(PBT)によって作られている。このキーキャップは耐摩耗性があり、表面がテカりにくくなっているが、キーキャップは文字の素材と一体成形されており、印刷されたものとは異なり文字がかすれない。キー表面もエルゴノミクスデザインでカーブが描かれており、指先にフィットするようになっている。
FLARE II ANIMATEのキースイッチは「ROG NXメカニカルスイッチ 赤軸」「ROG NXメカニカルスイッチ 茶軸」の2つが用意されている。両者の入力音はそれほど差がなく、リニアキースイッチの「Razer Huntsman Mini」や、静電容量無接点方式の「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S」のように静かではないが、残響音はうまくカットされている。ロジクールの「G913」リニアと似たようなイメージで、それなりに入力音はするものの、メカニカルスイッチらしいタイピングが可能だ。
筆者は茶軸が好きなのでそちらをメインに使ってみたが、深いキーストロークに伴う気持ちのよいタイプ感があり、適度な反発感も含めて、長時間入力していても指の疲れを感じることはなかった。キー加重については、ROG NXメカニカルスイッチのWebサイトによると、スペックでは赤軸が55gf、茶軸は58gfとなっている。
FLARE II ANIMATEはキースイッチが取り外し可能で、他のキースイッチに差し替えることができるので、専用のリムーバーも付属している。なお同社のWebサイトによると、ZealioやHOLY PANDAのメカニカルスイッチを扱える記載されているが、Cherry MX互換のスイッチであれば利用できるだろう。
なお、キーの交換はホットスワップでも可能だが、ショートを防ぐためにも電源を落とした状態での交換が推奨されている。
続いて、メディアコントロール部分をチェックする。
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