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HDMIとUSB Type-Cに両対応! パススルー充電機能もサポートした「LKM-156FAB」をお勧めする理由モバイルディスプレイの道(1/3 ページ)

リンクスインターナショナルの15.6型モバイルディスプレイ「LKM-156FAB」は、USB Type-CとHDMIの入力端子を備えつつ、パススルー充電機能にも対応した貴重なモデルだ。実機を細かくチェックした。

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 リンクスインターナショナルの「LKM-156FAB」は、フルHD(1920×1080ピクセル)表示に対応した15.6型のモバイルディスプレイだ。HDMIとUSB Type-Cに両対応しつつ、2基のUSB Type-Cポートを使ったパススルー充電に対応するなど、充実した機能が特徴だ。

 それでいて実売価格も2万円台半ばと、コストパフォーマンスも抜群の1台である。メーカーから実機を借用したので、レビューをお届けする。

LKM-156FAB リンクスインターナショナル
リンクスインターナショナルの15.6型モバイルディスプレイ「LKM-156FAB」。ボディーサイズは約358.3(幅)×229.9(奥行き)×14.5(厚さ)mmだ

背面に折りたためる一体型スタンドを採用

 まずは特徴を見ていこう。画面サイズは15.6型で、解像度は1920×1080ピクセルのフルHD表示となる。最大輝度は250ニト、コントラスト比は1000:1だ。視野角については公表されていない。

 IPS方式の液晶を採用しており、画面は非光沢だ。リフレッシュレートは60Hzということで、ゲーミング用ではなくビジネス寄りの一般用途を想定した製品ということになる。タッチ操作にも非対応だ。スピーカーは内蔵しないが、イヤフォンジャックは別途搭載している。

 スタンドは本体と一体化しており、横から見るとL字型になった形状が特徴だ。持ち歩きのたびに組み立てなくてはならないカバーと一体になったスタンドと違い、収納時は畳み、使う時はすぐ広げられるのは利点だろう。スタンドの角度は0〜85度まで変えられるが、実用上は5〜45度くらいまでと考えておいた方がよい。

 こういったスタンド機構も関係してか、画面下部のベゼルは厚みがややあり、15.6型のモバイルディスプレイとしては全高は高めだ。ノートPCと並べると、画面サイズが同等クラスでも、本製品の方が背が高くなってしまうこともあるだろう。

LKM-156FAB リンクスインターナショナル
ブランドロゴなどはなくシンプルなデザインを採用している
LKM-156FAB リンクスインターナショナル
背面もすっきりとしている
LKM-156FAB リンクスインターナショナル
スタンドはL字型で、ほぼ垂直に立てられる
LKM-156FAB リンクスインターナショナル
実用レベルで倒せる角度はおよそ45度までとなる
LKM-156FAB リンクスインターナショナル
完全に折りたたんだ状態。背面には段差ができる
LKM-156FAB リンクスインターナショナル
折りたたんだ状態。スピーカーは内蔵しない
LKM-156FAB リンクスインターナショナル
左側面にはUSB Type-C×2、miniHDMI端子を搭載する。右端は電源ボタンだ
LKM-156FAB リンクスインターナショナル
右側面にメニュー操作用の2つの細長いボタンと、イヤフォンジャック、ケンジントンスロットを備える

 公称で約1060gという重量も、気をつけたいところだ。本体+スタンドの合計と考えれば15.6型としてはそう重いわけではないのだが、手に持った時に感じる重さは相当なものだ。外出先に持ち歩く場合も、常に背負って移動するような用途では注意した方がよいかもしれない。

 付属品は、USB Type-CケーブルにHDMIケーブル、給電用のUSB Type-A→Type-Cケーブルといった標準的な3本のケーブルに加えて、給電に使うUSB Standard A仕様の充電器(5V/2A)までセットになっている。強いて挙げれば、持ち歩き用の保護ポーチの類が付属しないのが気になるが、後述する本製品の実売価格の安さを考えれば問題にならないだろう。

LKM-156FAB リンクスインターナショナル
重量は実測で1085gと、スタンドとの合計とはいえ1kgを超えている
LKM-156FAB リンクスインターナショナル
付属品一覧。給電用のUSB Type-A→Type-CケーブルやUSB充電器まで付属するなど充実している

 それでは、ノートPCに接続して使ってみよう。

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