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Windows 10でも便利な「ユニバーサルプリント機能」が利用可能に

Windows 11に先行実装された「ユニバーサルプリント機能」が、Windows 10にも実装されることになった。Windows 10から11への円滑な移行を促す施策の一環で、バージョン21H2の「ビルド19044.1806」以降で利用できる。

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 Microsoftは8月3日(米国太平洋夏時間)、Windows 11に実装されたユニバーサルプリント機能をWindows 10にも導入することを明らかにした。現在プレビュー提供されている「バージョン21H2 ビルド19044.1806(KB5014666)」以降のビルドで利用できる他、2022年秋に登場予定の「Windows 10 バージョン22H2」にも標準実装される。

ユニバーサルプリント
Windows 10でもユニバーサルプリント機能を利用可能に

 ユニバーサルプリントは、サーバレスクラウドサービスを通して、プリント環境を管理できるソリューションだ。今回、Windows 10に実装される主な機能は以下の通りである。

  • 印刷時にPIN(暗証番号)による認証を行う機能
    • プリンタが「IPP(Internet Printing Protocol)」規格に準拠していて、かつPIN認証をサポートしている場合に利用可能
    • 印刷時にダイアログボックスでPINを設定できる
    • 現在、セイコーエプソンとシャープの一部プリンタが対応している
  • 「Microsoft Endpoint Manager」を使ったプリンタのプロビジョニング
    • Windows 11クライアントだけでなく、Windows 10クライアントも管理しやすく
  • 「印刷サポートアプリ(PSA)プラットフォーム」を利用可能に
    • プリンタ固有の設定などを行う場合は別途専用アプリをインストール
    • アプリは「Microsoft Store」を通して配信される

 Windows 10におけるユニバーサルプリント機能の実装は、Windows 11を搭載するクライアントPCとWindows 10を搭載するクライアントを一貫して管理できるようにすることで、Windows 11への移行を円滑に進めることを目的としている。

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