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GeForce RTX 3070 Ti以上が一部品薄化 価格の下落が続くグラフィックスカード:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
「円安傾向、我関せず」でプライスダウンを続けるグラフィックスカード。今週も順調に安くなっているが、ハイエンドクラスは品薄傾向が加速している。
今週もグラフィックスカードの値下がり傾向は変わらず、複数ショップを歩けばメモリ12GB版のGeForce RTX 3080を搭載したカードでも10万円弱から、RTX 3070カードでも7万円切り(税込み、以下同様)から選択肢が見つかるような状況になっている。
「次世代を待つ空気感があまりないんですよね」
長く続く円安傾向などの要因によって他の多くのパーツが値上がりする中で、相対的なコストパフォーマンスの良さが際立っており、多くのショップで好調という。そのような状況下で、在庫を不安視する声も聞こえるようになってきた。
あるショップは「RTX 3070 Ti以上のカードはちょっと再入荷が厳しくなってきましたね。次世代にリソースを割いているのか、とにかくメーカーからの供給ペースが追いつかなくなっている感があります」と話す。
別のショップでも「売り切れたらたぶん再入荷はないだろうなというモデルはいくつかありますね。まあ次が控えていますしね」と近い意見を耳にした。
少し特殊なのは、次世代GPUの影がちらほら見えてきているのに買い控えの雰囲気があまり見られないことだ。ブレーキがないことで、売り場での品薄傾向が加速している印象すら受ける。
某ショップは「どうせまた高くなるだろうと思っている人が多いようで、正直、次を待つ空気感はあまりないんですよね。現行のハイエンドモデルが底値で買えるなら、それに超したことはない、みたいな熱気を感じます」と率直に語る。
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