3年ぶりにオフライン開催された「TGS2022」でリアルとバーチャルを行き来した(2/5 ページ)
一部でオンライン開催もあったが、3年ぶりにフルでリアル開催された「東京ゲームショウ2022」。筆者が注目したブースをいくつかピックアップした。
ユニークな形状のキーキャップを標準装備 選べる軸で自分好みに!
メカニカルゲーミングキーボードは、テンキーレス(VK310/VK210)と65%サイズ(VK300/VK200)に分類され、それぞれRGBバックライトの有無(ありがVK310、なしがVK300)でラインアップが展開される。後者の65%サイズは、Print Screenキーなどのキーに一発でアクセスしたいという要望を受けて開発されたものだ。
専用アプリで全てのキー機能のカスタマイズを行える他、65%モデルでは省略されているキーの純正キートップもパッケージに含まれるため、機能とキートップ印字の違いに戸惑うことがなく利用できるという。
それぞれ、銀軸/茶軸/青軸のバリエーションから選べ、自分のゲーミングスタイルやゲームの種類に合わせられるのもポイントだ。
特徴的なのは、キーキャップの形状にある。キートップの中央がくぼんでいて、左右/上下が少し盛り上がっているシリンドリカルタイプは他のモデルでも見られるが、そこからさらに一歩進んだ「ネオクラッチキーキャップ」を開発した。
これは、FPSゲームなどでよく用いられる「W」「A」「S」「D」と周辺のキーの間の移動を妨げないこと、それでも指を引っかかりやすくすることで確実に操作することを目的としており、キーによってキーそのものの高さ、また四辺のフチの高低をキーの場所、利用頻度に応じて変えている。
キーキャップは、削ったり彫ったりしても印字が消えることのないダブルインジェクション方式で形成されており、長期間に渡って使い続けられるとする。
キーピッチは約19mmで、全キー同時押しに対応するのはもちろん、キートップのグリップ力を高めたい人向けにキーキャップグリップシートも付属している。
サイズと重量はテンキーレス本体が約366.1(W)×約142.6(D)×約37.3(H)mmで約955g、65%タイプが約322.4(W)×約124.7(D)×約36.2(H)mmで約691gだ。しなやかに曲がる約1.5mの接続ケーブル(USB Type-C→USB Type-A)もセットになっており、PCとはUSB Type-A端子でつなぐ。
65%タイプはハブとして使えるUSB Type-Aポートを1基備えており、ここにワイヤレスマウスのレシーバーなどを装着すれば、マウスとの距離が縮まって「信号をより素早く伝えられるだろう」とのことだった。
発表会では、eスポーツプロチーム「FAV gaming」とのスポンサー契約を締結したことも告知された。同チームのVALORANT部門に所属するMinty選手は、「V customシリーズは、プロゲーマー目線で開発されている。欲しいと思っていた機能を搭載しているので、ぜひ使ってみてほしい」とあいさつした。
トークセッションに登場したガジェット系YouTuberのたこまる氏も、「海外製品だと大きすぎて使いづらいなど不満があった。日本人にぴったりフィットする、しかも万人にとって使いやすい良いものを作ってもらえたと思っている。このクオリティーなら、今後のシリーズ展開にも期待できる」と語っていた。
キーボードの保証期間は2年間で、キーキャップグリップシートはオプションとしても提供される。同社直販のエレコムダイレクトショップなどでは、10月31日まで最大18%オフで購入できる発売記念キャンペーンと、30日間返品保証キャンペーンを展開中だ。
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