Windows 11/10に月例セキュリティ更新 「Microsoft Office」が「Microsoft 365」に改称:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。まとめてチェックしましょう!
Windows 11/10に月例セキュリティ更新プログラム
Microsoftは10月11日(現地時間)、Windows 10およびWindows 11向けに「B」リリースと呼ばれる10月度のセキュリティ更新プログラムの配信を開始した。
Windows 11 22H2は「KB5018427」、Windows 11 21H2は「KB5018418」、Windows 10 20H2/21H1/21H2は「KB5018410」、Windows 10 1809は「KB5018419」となる。
本更新プログラムでは、CVE番号ベースで86件の脆弱(ぜいじゃく)性に対応した。そのうち、以下の13件は深刻度が「Critical(緊急)」となっている。
- CVE-2022-38047:Windows Point-to-Point トンネリング プロトコルのリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2022038048:Microsoft Officeのリモート コードが実行される脆弱性
- CVE-2022-38000:Windows Point-to-Point トンネリング プロトコルのリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2022-37968:Azure Arc Connectの特権の昇格の脆弱性
- CVE-2022-37979:Windows Hyper-Vの特権の昇格の脆弱性
- CVE-2022-24504:Windows Point-to-Point トンネリング プロトコルのリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2022-33634:Windows Point-to-Point トンネリング プロトコルのリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2022-30198:Windows Point-to-Point トンネリング プロトコルのリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2022-22035:Windows Point-to-Point トンネリング プロトコルのリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2022-41081:Windows Point-to-Point トンネリング プロトコルのリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2022-34689:Windows CryptoAPIのなりすましの脆弱性
- CVE-2022-41038:Microsoft SharePoint Server のリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2022-37976:Active Directory 証明書サービスの特権の昇格の脆弱性
また、Windows 11向けでは、9月末にリリースされた「Cリリース」(KB5017389、KB5017383)の内容を含んでいる。これにより、Windows 11 21H1では、タスクバー上のウイジェットアイコン通知バッジや、WebAuthnリダイレクトのサポートなどが追加されている。
IDCが2022年第3四半期の全世界PC出荷台数を公開
IDCは10月9日(現地時間)、Worldwide Quarterly Personal Computing Device Trackerにより得られた、2022年第3四半期の全世界PC出荷台数暫定値を公開した。
それによると、世界出荷台数は7425.2万台となり、前年同期比では15ポイントの減少となった。PC市場の減少が続いているという。それでも、パンデミック前の水準を大きく上回っているとした。
メーカー別では市場シェア22.7%でトップのLenovoは前年同期比16.1ポイントの減少、2位のHPは27.8ポイント減少、3位のDellも21.2ポイントの減少とかなりの苦戦が見て取れる。
その中にあって、シェア4位のAppleは前年同期比40.2ポイントの増加となっている。これは、第2四半期の中国でのロックダウンの影響を補うために、第3四半期の出荷数が増えたためと分析されている。
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