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片手で持てる超小型デスクトップPC「mouse CT6-L」を新幹線で使って分かったこと超小型デスクトップPCを外で使う!(2/2 ページ)

マウスコンピューターの「mouse CT6-L」は、容積が約0.83Lと片手で楽に持てる超小型デスクトップPCだ。今回は通常の利用とは少々異なる、少々イレギュラーな使い方を試した。

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狭いテーブルでも使える? マウスを利用できそう?

 セットアップ作業は簡単で、映像はHDMIケーブルを、モバイルディスプレイの電源はUSB Type-CケーブルをPC本体に接続する。PCのACアダプターはポータブル電源にACアダプターをつなぐだけで済む。ロジクールの入力デバイスは、Bluetoothや専用のドングル「Logi Boltレシーバー」を使って接続可能だ。

 ちなみに本機には、通信機能として有線LAN以外にもWi-Fi 6(IEEE802.11ax規格の無線LAN)とBluetooth 5(バージョンの小数点以下は非公表)を標準で装備している。

マウスコンピューター mouse CT6 超小型 デスクトップPC
15.6型のモバイルディスプレイを中心とした作業環境が出来上がった状態(PC本体は撮影のために隣の席のテーブルに置いている)
マウスコンピューター mouse CT6 超小型 デスクトップPC
ポータブル電源とACアダプターは、前席のネット内に入れられる。これならば、隣の席を侵食する可能性や、急停車の際の不安はない

 フルHD(1920×1080ピクセル)表示に対応した15.6型のモバイルディスプレイは、サイズが大きめなので表示される文字も見やすい。テーブルサイズともちょうどいいあんばいだが、キーボードを中央に置くとマウスのスペースがやや厳しくなる。

 狭いスペースでマウス機能を使いたい場合は、キーボードにTrackPointを内蔵したレノボ・ジャパンの「ThinkPad TrackPoint Keyboard II」などを使う手もある。

マウスコンピューター mouse CT6 超小型 デスクトップPC
実際に記事を作成しているところ。設置面積は、モバイルノートPCとそれほど変わらない。キーボードの配置を工夫すれば、かろうじて小型マウスを使うスペースがある
マウスコンピューター mouse CT6 超小型 デスクトップPC
側面から見たところ。モバイルディスプレイのカバー兼スタンドのサイズ感がピッタリで驚く。また、MX KEYS MINIのスリムさも際立つ
マウスコンピューター MousePro-M600F4
乗車したのぞみ号の席は「窓側」で、窓の下部にコンセントが用意されている

 東海道・山陽新幹線の車内では、無料公衆Wi-Fiサービス「Shinkansen Free Wi-Fi」が提供されている。本機もネットワーク環境としては有線LANに加え、無線LANはWi-Fi 6に標準で対応しているため、問題なく利用できた。

意外と使い道が幅広い超小型デスクトップPC

 本機の標準構成の価格は10万9800円(税込み、送料別)と、11万円を切るのは魅力だ。メモリを32GBに、ストレージを512GBに倍増したmouse CT6なら同12万9800円で用意されているので、予算や用途に応じて選びたい。

 もちろん、同社おなじみのBTOメニューにも対応しており、注文時にメモリは最大64GB(32GB×2)まで、M,2 SSDは最大2TBまで変更できる他、Microsoft Office Home & Businessの追加も行える。

マウスコンピューター MousePro-M600F4
付属のVESAマウントキットを使って、iiyamaブランドの液晶ディスプレイ背面に本機を取り付けたところ。PCの固定は手回しネジ1本を回すだけで済む

 本記事ではmouse CT6-Lの超小型ボディーに触発され、ややイレギュラーな使い方を取り上げたが、mouse CT6-Lには標準でVESA取り付けキットが付属しており、液晶ディスプレイ背面のVESAマウントに同キットを取り付ければ、液晶一体型PCとしての運用が可能になる。電源さえ確保できれば、さまざまなところで使えるデスクトップPCとして本機の魅力は大きい。

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