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一体型スタンドでスピーカーも内蔵! AASパネルを備えたアイリスオーヤマの15.6型モバイルディスプレイ「DP-BF162S-B」を試して分かったこと:モバイルディスプレイの道(3/3 ページ)
アイリスオーヤマのモバイルディスプレイに、15.6型と13.3型の新モデルで登場した。ここでは前者を細かくチェックしよう。
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基本機能を網羅! 価格は開きがありすぎ?
以上、カバーの構造などちょくちょく首をひねる箇所はあることに加えて、縦置きに対応しないなど構造に起因する問題はあるが、モバイルディスプレイとしての基本的な機能はきちんと押さえられており、致命的な欠点は見当たらない。質感も高く、スタンドの精度も高いので、実質ノーブランドの安価な海外製品と比べても一定の信頼は置ける。
またイヤフォンジャックに加えてスピーカーも内蔵するなど、音声出力が充実しているのも利点だ。スピーカーの音質はあくまでもおまけ程度だが、あるとないとでは使い方も変わってくるだろう。
一方で気になるのが、かなり開きがある実売価格だ。多くのストアでは3万2800円(税込み、以下同様)となっているが、同社の直販サイトだと会員限定の2年保証がついて3万8280円となっている。その一方で、本稿執筆中にはAmazonのセールで2万800円という特価が出るなど、変動の幅が大きすぎて戸惑う。購入を急いでいないのであれば、しばらく価格をウォッチするのも手だろう。
気になったのは、メーカーサイト上の製品ページが、重量表記がアバウトだったり、一般的に書かれているのが当たり前の視野角やリフレッシュレートなどの基本情報が欠落していたりすることだ。むしろ直販サイトの方が情報が充実しているほどで、こうした部分の改善は、製品そのものの信頼性を高めていくのに欠かせないと感じた。
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