プレミアムなAndroidタブレットを探している人は必見! NECPC「LAVIE Tab T11」新モデルを試す(1/3 ページ)
NECパーソナルコンピュータ(NECPC)が2月に発売した新型の「LAVIE Tab T11」は、MediaTek製のタブレット向けSoC「Kompanio 1300T」を搭載することで、何をやっても快適に使えるAndroidタブレットに仕上がっているという。実際に使って、その実力をチェックしていこう。
NECパーソナルコンピューター(NECPC)が2月16日に発売したAndroidタブレット「LAVIE Tab T11」の新モデルは、最大120Hz駆動の11.2型有機ELディスプレイ(AMOLED)を搭載するプレミアムモデルだ。税/送料込みの直販価格は8万5580円からとなる。
この記事では、新モデルの店頭販売モデル「T1195/FAS」(直販価格9万3280円)を実際に使ってみた所感をお伝えしようと思う。
MediaTekのハイエンドSoCを搭載
LAVIEブランドのAndroidタブレットは、7型/8型/10.1型/10.6型/11.2型/11.5型/12.6型とディスプレイのサイズが非常に豊富だ。いずれも基本的にはWi-Fiモデル(モバイル通信非対応)で、SoC(プロセッサ)やメモリなどのスペック面でも選択肢は多い。
「プレミアムモデル」と名乗るだけあって、今回紹介するT1195/FASはAndroidタブレットとして比較的高いスペックを有する。
SoCはMediaTekの「Kompanio 1300T」で、CPUはCortex-A78(パフォーマンスコア)が4基、Arm Cortex-A55(高効率コア)が4基の計8コア構成で、GPUはArmオリジナルの「Mali-G77」の9コア版を搭載している。メインメモリは8GB(LPDDR4X規格)、内蔵ストレージは256GB(UFS 3.0規格)を備える。本体サイズは約263.66(幅)×166.67(高さ)×6.8(厚さ)mmで、重さは約480gだ。OSはAndroid 12をプリインストールしている。
なお、直販限定モデル「TAB11/Q01」はメインメモリを6GB、内蔵ストレージを128GBとした点以外はT1195/FASと同一仕様となる。
アスペクト比5:3の有機ELディスプレイを搭載 最大120Hz駆動可
先述の通り、ディスプレイは11.2型の有機ELとなる。解像度は2560×1536ピクセルで、アスペクト比は5:3となっている。リフレッシュレートは「60Hz」「120Hz」の切り替え式で、デフォルトは120Hzに設定されている。HDR10/HDR10+規格のHDR表示も可能だ。
60Hzに設定するとバッテリー駆動時間が長くなるそうだが、8000mAhの大容量バッテリーを備えている上、公称のバッテリー駆動時間が最長約15時間(Web閲覧時)となっている。よほどのことがない限り、120Hz駆動のまま運用しても問題はないだろう。
YouTubeなどの動画を全画面表示させると、アスペクト比の都合で多くの動画において上下が若干余ってしまうのだが、少なくとも16:9の動画であればほとんど気にならない。
スナップショットであれば十分な画質のカメラ
カメラはイン(画面)側が約800万画素の固定フォーカスセンサー、アウト(背面)側が約1300万画素のオートフォーカス(AF)センサーを備えている。インカメラは簡易的ではあるが顔認証にも対応している。
タブレットのカメラに過大な期待を寄せる人は少ないとは思うが、日常的なスナップ程度の撮影であれば問題のない画質だ。三次元コードの読み込みやちょっとした書類のスキャンにも使えそうである。
なお、指紋センサーを搭載していない。生体認証を使いたい場合は、インカメラによる顔認証で対応しよう。
外部インタフェースはシンプル スピーカーは4基構成でサラウンド対応
外部インタフェースは、USB 3.2 Gen 1(USB 3.0) Type-C端子、microSDメモリーカードスロットとスタンドカバー付きキーボード用のポゴピン接点のみと非常にシンプルだ。3.5mmイヤフォン/マイクコンボ端子は備えないため、有線でオーディオ出力したい場合は、USB Audio規格に準拠したDACかイヤフォンを用意する必要がある。
USB 3.2 Gen 1 Type-C端子は充電端子を兼ねており、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力もできる。
スピーカーは左右に2基ずつ、計4基構成となる。「Dolby Atmos」にも対応しており、同型式で音声を収録したコンテンツではサラウンド再生も行える。出力はかなりパワフルだ。映画視聴やゲームも、単体で迫力のある音を楽しめる。
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