Microsoftが4月度セキュリティ更新プログラムを公開/Office 2013のサポートが4月11日で終了:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、4月9日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
IDCが2023年第1四半期のPC出荷台数を発表 Macは40%減
市場調査会社のIDCは4月9日、2023年第1四半期の世界PC出荷台数が、前年同期比で29%減の大幅減少になったと発表した。
2022年からPC市場の低迷が伝えられていたが、それでもコロナによるパンデミック前よりも高水準を維持していた。しかし、2023年第1四半期の出荷台数は5920万台になり、パンデミック前の2019年第1四半期の5920万台、18年第1四半期の6060万台を下回る結果となった。
PC各社とも出荷台数を減らしているが、中でもAppleは前年同期比40.5%減と大きく減らしている、世界的な景気低迷がPC市場の冷え込みの要因の1つと考えられており、ハイエンド層をターゲットにしているAppleにとっては影響が大きくなったのだろう。
なお、IDCのデバイス&ディスプレイ担当リサーチバイスプレジデントのLinn Huang氏は、2024年には既存システムが更新時期を迎えるので、年内に景気が回復すればPCとも市場も2023年後半に上向くと予想している。ただし、主要市場での景気回復が来年まで遅れるようであれば、PC市場の回復にも時間がかかるかもしれないとのことだ。
Office 2013のサポートが4月11日で終了
Microsoftは4月11日(現地時間)、Office 2013のサポートを終了した。これ以降、Office 2013にはセキュリティ修正を含め、一切の更新プログラムを受け取ることはできなくなる。まだOffice 2013を利用しているのであれば、早急に後継バージョンへ移行する必要がある。
移行先の後継バージョンとしては、買い切り版ではOffice 2016、Office 2019、Office 2021の3つ、サブスクリプションモデルではMicrosoft 365となる。このうち、Office 2016は既にメインストリームのサポートを終了しており、延長サポートも2025年10月までとなっている。
また、Office 2019のメインストリームサポートは2023年10月に終了する他、延長サポートはOffice 2013と同じ2025年10月に終了する。これから買い切り版を買い替えるのであれば、Office 2021がお勧めだ。
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