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AMD、ネットワークソリューション向けプロセッサ「Ryzen Embedded 5000」シリーズを発表
AMDは、“Zen3”ベースとなるプロセッサ「Ryzen Embedded 5000」シリーズの発表を行った。
AMDは4月20日(米国時間)、“Zen3”ベースとなるネットワークアプリケーション向けプロセッサ「Ryzen Embedded 5000」シリーズを発表した。製品はすでに生産を開始しており、製造期間は5年を予定している。
7nm(ナノメートル)テクノロジーを採用するネットワークアプリケーション向けプロセッサで、6コア/12スレッド動作に対応した「5600E」から、16コア/32スレッド動作に対応した「5950E」までの4モデルを用意。ECC対応メモリをサポート、TDPは65W〜105Wで、24レーンのPCIe Gen4接続を利用可能だ。
モデル | 5950E | 5900E | 5800E | 5600E |
---|---|---|---|---|
Socket | AM4 | |||
CPUコア | 16 | 12 | 8 | 6 |
スレッド | 32 | 24 | 16 | 12 |
ベース周波数 | 3.05GHz | 3.35GHz | 3.4GHz | 3.3GHz |
ブースト周波数 | 3.4GHz | 3.7GHz | 3.7GHz | 3.6GHz |
L3 CPUキャッシュ | 64MB | 64MB | 32MB | 32MB |
TDP | 105 | 105 | 100(注2) | 65 |
最大DDR4レート | 3200MT/s | 3200MT/s | 3200MT/s | 3200MT/s |
(注2)Ryzen Embedded 5800Eは、65Wから100Wまでの構成可能な熱設計電力(cTDP)をサポートする
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