大御所が相次いでAIによる新作投入を発表 The Beatlesにブラック・ジャック/YouTubeの収益化要件が緩和:週末の「気になるニュース」一気読み!(3/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、6月11日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
YouTubeの収益化要件が緩和 登録者数500人/総再生時間3千時間に
YouTubeは6月13日(現地時間)、収益化プログラム「YouTubeパートナープログラム (YPP)」の参加要件緩和を発表した。米国、英国、カナダ、台湾、韓国のクリエイター向けに早期アクセスという形で展開されており、日本はいまのところ対象外だ。今後、全ての国で新しい基準を導入する予定としている。
新しい基準では、「チャンネル登録者500人」「過去90日間に3回の公開アップロード」に加えて「過去1年間の総再生時間3000時間」または「ショート動画の視聴回数300万回」の条件を満たしていれば収益化を申請できる。
なお、早期アクセスの間はチャンネルメンバーシップ、スーパーチャットなどのファンファンディング機能やYouTubeショッピングでの自社商品の宣伝は行えるが、広告からの収益分配は受けられない。チャンネルが成長し、従来基準に達した場合には、再申請することなく自動的に広告収入の分配などを受けられるようになるとのことだ。
大御所がAIによる新作投入を発表 ビードルズにブラック・ジャック
手塚プロダクションは6月12日、共創型AIサポートシステムを活用した「TEZUKA2023」プロジェクトにおいて、2023年秋に「ブラック・ジャック」の新作を制作、週刊少年チャンピオンで掲載すると発表した。
TEZUKA2023は、手塚プロダクションのクリエイターと、既存のブラック・ジャックを学習したAIとのインタラクティブなやりとりによってブラック・ジャックの新作を制作するというもの。同様の手法を用いて、2020年には新作「ばいどん」を発表している。
AIを用いた作品としては、元ビートルズのポール・マッカートニー氏が、AIにより未完成となっていたビートルズの最後の曲を完成させ年内にリリースすると発表している。AIを用いて過去の楽曲からジョン・レノン氏の音声だけを抽出。それをもとにビートルズの最後の曲を完成させるというものだ。具体的な楽曲に言及はなかったものの、BBCによるとレノン氏が亡くなる2年前1978年に作曲した「Now and Then」とのことだ。
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