最新Ryzenで魅力が増したフリップタイプの2in1ゲーミングノートPC「ROG Flow X13（2023）GV302」を試す（3/4 ページ）

高いパフォーマンスを2in1スタイルで持ち運べるだけでなく、外付けGPUユニット（ROG XG Mobile）によるパワーアップも可能だ高価ではあるが、内容を考えれば納得するしかない内容だった。

[マルオマサト，ITmedia]

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広いパームレストで打ちやすいキーボード

　キーボードも使いやすい。キーピッチは実測で横約19mm、縦18.5mmと十分な間隔があり、ストロークも深めに確保されており、スイッチの感触も良好だ。

　先代機からボディー設計が変更されたことに伴い、キーボードも奥側に寄せてパームレスト／タッチパッドの面積を広く確保している。パームレストに手をしっかりのせることができ、より安定したタイピングができる。面積が従来比で56％拡大されたタッチパッドも滑りがよく、操作性は上々だ。

先代よりもキーボードが奥側に寄せられ、パームレスト／タッチパッドの面積を広く確保している。キーピッチは約19.05mm（実測横約19mm、縦18.5mm）だ

白色LEDのキーボードバックライトを搭載している

奥側にある4つのホットキーはArmoury Crateユーティリティーでカスタマイズ可能だ。

Wi-Fi 6E対応でUSB4 Gen 3 x2対応端子も搭載

　通信機能としては、Wi-Fi 6E対応の無線LANおよびBluetooth 5.1に対応している。6GHz帯の通信もサポートする。

　USBポートは、USB4 Gen 3x2対応のUSB Type-C、USB 3.2 Gen 2対応のType-C、USB 3.2 Gen 1対応のType-Aをそれぞれ1基ずつ装備している。USB Type-Cは2基とも画面出力とUSB PD（Power Delivery）による本体への給電にも対応している。

　また、本製品は別売りの外付けGPUユニットであるROG XG Mobile （GC33Y）にも対応しており、左側面にあるUSB Type-C（USB 3.2 Gen 2）を含む専用インタフェース（PCI Express 3.0 x8）で接続する。

　ROG XG Mobile GC33Yは、GeForce RTX 4090 Laptop GPU（8GB）を搭載しており、利用することでグラフィックス性能を大きく強化できることに加えて、インタフェースも拡張できる。

　なお、ステレオスピーカーは底面両端にある。出力は1W×2で、Dolby Atmosにも対応しており、正対して使うには十分な音圧と低音再現能力のあるサウンドを楽しめる。

前面。ボトム部にくぼみがあり、片手でも液晶ディスプレイをすんなりと開ける

背面には排気口が見える

左側面、ゴム製カバーで保護されているのは「ROG XG Mobile GC33Y」の接続用端子（USB 3.2 Gen 2対応Type-C含む）だ。microSDメモリーカードスロット、HDMI、ヘッドセット（ヘッドフォン／マイク兼用）端子がある

右側面。USB Type-C（USB4 Gen 3 x2対応）、USB Type-A（USB 3.2 Gen 2）、電源ボタンがある

左側面のカバーを開けたところ。USB Type-C（USB 3.2 Gen 2）は、画面出力（DisplayPort Alternate Mode）、USB PDにも対応している

USB Type-Cは左右ともUSB PDに対応している。モバイルバッテリー（45W）を試してみたところ問題なく給電できた。なお、Armoury Crateのパフォーマンスモードは選択できなくなる

液晶ディスプレイの上部額縁部分に約207万画素のWebカメラ、Windows Hello対応のIRカメラ、3Dアレイマイクを搭載している

スピーカー、マイクは双方向のノイズキャンセリングに対応する。設定はArmoury Crateに用意されている