レノボ・ジャパンが大和研究所で“濃い目”の「親子ワークショップ」を開催! プログラミングやノートPC分解でエキサイトする現場を見てきた(3/4 ページ)
レノボ・ジャパンと毎日新聞社が、共催でプログラミングともの作りに関するワークショップを開催し、12組の親子が参加した。子どもはもちろん、親も楽しそうに取り組んでいたので、その模様をお伝えしよう。
CPUファンの取り外し
CPUファンを取り外すには、まずファンの電源コネクターを取り外す必要がある。このコネクターは非常に小さいので子どもの指は取り外しに有利と思われたが、意外と苦戦する子どもが多かった。
コネクターを取り外したら、次はネジを取り外す。ネジはファン本体に1カ所、ファンと一体成形されているヒートパイプに4カ所の計5カ所にある。ファン本体のネジの場所を探すのに戸惑う場面はあったものの、バッテリーで慣れたのか、ネジを緩めること自体はスムーズに行えた。
ネジを外したら、ついにCPUファンを取り外せる……のだが、ヒートパイプとCPUの間にあるグリスによって簡単に外れない個体もあった。困っている親子には、スタッフが適切なアドバイスを行っていた。
そして、全ての親子はCPUにたどり着いた。うれしさのあまり、CPUを写真に収める子どもの姿も多かった。
CPUファンを取り外す前段階として、ファンの電源コネクターを取り外すのだが、小さい指をもってしても苦戦する子どもが複数いた。普段、工場で組み立てや修理を担当するスタッフ(大人)はすごいと再確認できた次第である
逆の手順で組み立てて電源オン!
CPUを確認できたら、それで終わりではない。逆の手順で組み立てていく。CPUファンにある電源コネクターの接続や裏ぶたのはめ込みに少し戸惑う姿もあったものの、分解である程度慣れたせいか、組み立ては比較的スムーズに進んだ。
組み立て完了した親子から順次、電源を入れて動作確認を行う。12組の親子はトラブルなく電源を入れることに成功し、OS(Windows 10またはWindows 11)がきちんと起動していた。
CPUファンのコネクターが小さいこともあり、1組くらいは「ファンエラー(ファンが回らないトラブル)」になるかと思っていたのだが、杞憂(きゆう)に終わった。
全員のThinkPad X1 Carbon Gen 10が起動した所で、再度休憩となった。休憩後は、大和研究所の見学ツアーだ。
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