MicrosoftがWindows向けの8月度セキュリティ更新プログラムを公開/Steam Deckのリファビッシュモデルが登場:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、8月6日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Intelが第6〜11世代CPUに影響する脆弱性などに対応
Intelは8月8日(現地時間)、同社製品に対する46件のセキュリティアドバイザリを公開した。この内、INTEL-SA-00828:2023.3 IPU - IntelProcessor Advisory(CVE-2022-40982)で報告されている脆弱性は、発見した米Googleの研究者Daniel Moghimi氏により、「Downfall Attacks」と名付けられ、その詳細が公開されている。
この脆弱性は、メモリ内に散在するデータへのアクセスを高速化することを目的としたGather命令に起因して発生しており、信頼できないソフトウェアが通常はアクセスできないデータにアクセスできるようになる。この脆弱性を悪用すると、攻撃者はパスワードや暗号化キーなどの機密情報や、銀行口座の詳細、電子メール、メッセージなどの個人データを盗める可能性があるとしている。
影響を受けるのは、第6世代(開発コード名:Skylake)から第11世代(同Tiger Lake)までのIntel Coreプロセッサだ。Intelは既にアップデートをリリースしているが、同社によると、特定のワークロードでは最大50%のパフィーマンスへの影響が発生する可能性があるとしている。
Xの広告収益分配プログラムでユーザーへの支払いがスタート
X(旧Twitter)がX Premium(旧Blue)加入者またはVerified Organizations加入者向けに広告収益分配プログラムの支払いを開始した。このプログラムは7月に開始され、当初は7月31日週(8月第1週)に支払いが開始されるとしていたが、予想を超えた申し込み数のため支払いが遅れていた。
広告収益分配プログラムは、自身のポスト(ツイート)のスレッドに表示される広告収益の一部を受け取れるというもので、参加資格は下記の通り。
- X Premium(旧Blue)またはVerified Organizationsに参加している
- 過去3カ月以内の累計投稿で少なくとも 1500万のオーガニックインプレッションがある
- 少なくとも500人のフォロワーがいる
なお、支払いはオンライン決済/決済代行プラットフォームのStripeと提携して実施しており、50ドル以上の収益がある場合に支払いが行われる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
GoogleがFitbitアプリのリニューアルを発表 今秋めど/7型のゲーミングPC「ONEXFLY」がIndiegogoに登場
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、7月30日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
6万円から買えるポータブルPC「Steam Deck」でAAAタイトルは快適に遊べる? 試して分かったこと
Valveが手がけるポータブルゲーミングPC「Steam Deck」で、AAAタイトルは快適に遊べるのか。ストレージは足りるのか。実際にプレイして試してみた。
持ち運べるポータブルPC「Steam Deck」を使うときに気を付けたいこと
Valveが手がけるポータブルゲーミングPC「Steam Deck」が、日本でも話題を集めている。ゲーム配信プラットフォーム「Steam」に特化したモデルではあるが、比較的安価でWindowsを導入できるなど懐が深いのも魅力だ。まずは本体とストレージ回りをチェックした
バッファロー、Wi-Fi 6に対応したエントリークラスの法人向け無線LANアクセスポイント
バッファローは、エントリークラスモデルとなる法人向け無線LANアクセスポイント「WAPS-AX4」を発表した。
総務省で「Wi-Fi 7」実現に向けた検討が進む 5GHz帯の「車内Wi-Fi」規制の見直しも
現在、「IEEE 802.11be」という新しい無線LAN規格の策定が進んでいる。Wi-Fi 7と呼ばれることもある本規格について、総務省では導入に当たって必要な要件の整理を進めている。関連する議論と合わせて、状況を確認してみよう。

