レビュー
実売3千円台の低価格パンチルト対応ネットワークカメラはどこまで使える? 試して分かったこと:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(4/4 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は低価格なカシムラ「KJ-182」試してみた。
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ライブ視聴が主用途ならばありか
以上ざっと見てきたが、本製品は実売価格が3千円台ながら、一通りの機能がそろっており、低価格でパンチルト対応のネットワークカメラを導入したいユーザーに適した製品だ。ただしそのためには、前述のような難解なセットアップのプロセスを自力でクリアしつつ、(環境にもよるだろうが)途切れやすいことを覚悟する必要がある。
これらに自信がなければ、そうしたレベルでの心配がほぼないSwitchBotやATOM Camなど、価格帯がワンランク上のカメラを買った方が失敗は少ないだろう。ワンランク上と言っても2倍も3倍も価格が違うわけではなく、せいぜい千円高いかどうかだ。
個人的には、モーション検知回りの機能がネックだと感じるが、ライブ視聴を主用途にするならばありだと思う。そもそも本製品のパンチルト機能はリアルタイムで被写体を追いかけるための機能であり、そうした意味でライブ視聴との相性はよいからだ。
ただし、その場合も映像が途切れがちな問題が解消されるわけではなく、安いからといっていきなり複数台を購入するのではなく、まずは1台導入して自身の環境との相性をチェックし、それで問題がなければ買い足すことを、個人的にはお勧めする。
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