8月分プレビューパッチのブルースクリーンは特定CPUが原因/PC市場は23年で底打ち、24年には回復基調へ:週末の「気になるニュース」一気読み(1/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、8月27日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
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8月分プレビューパッチのブルースクリーンは特定CPUが原因
米Microsoftは8月25日(現地時間)、22日にリリースした非セキュリティプレビュー更新プログラムのインストール後にデバイスを再起動すると、ブルースクリーン上に「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラーメッセージが表示される問題に関する調査結果を発表した。
同社の調査によると、原因は更新プログラムではなく、特定のプロセッサに起因することが判明したという。影響を受ける可能性のあるデバイスに対しては、該当する非セキュリティプレビュー更新プログラムの提供を取りやめた。これで問題は一時的に軽減されるとしている。
対象となるのは、Windows 11 22H2(KB5029351)、Windows 11 21H2(KB5029332)、Windows 10 22H2(KB5029331)。非セキュリティプレビュー更新プログラムは、Windows Updateのオプションを有効にしていなければ自動でインストールされることはない。また、既にインストール済みで問題が発生した場合、自動でアンインストールされることがある。
PC市場は23年で底打ち、24年には回復基調へ IDC調べ
米IDCは8月28日(現地時間)、不調が続くPC市場の出荷台数に関して、2023年で底打ちし、24年には回復基調に転じるというレポートを発表した。
同社のPersonal Computing Device Trackerを元にしたデータによると、23年のPC出荷台数は、前年比13.7%減の2億5200万台になると予想している。企業や教育向け市場などの予算の問題による買い控えはもちろんのこと、消費者向け市場が前年比で16.2%減と大きく落ち込むと予想されている。これは過去最大の減少になるという。
しかし、24年には前年比3.7%増の2億6140万台に達するとも予想している。これは、Windows 10のサポートが2025年に終了するのに伴い、主に企業でのリプレースが促進されることが理由として挙げられている。
なお、出荷台数が回復基調になるとはいえ、24年予想の2億6140万台は、18年の2億5960万台よりも多いが、19年のレベル(2億6669万台)には及ばないという。20年にWindows 7のサポートが終了することから、19年にはWindows 10搭載PCへの移行が促進されていた。
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