iPhone 15 Proの予約に出遅れたので「EarPods(USB-C)」で気を紛らわせてみた 汎用性の高さに満足:ふぉーんなハナシ(ロング版)(3/3 ページ)
あろうことか、iPhone 15 Proの予約に出遅れた筆者。その悲しみを紛らわせるために、本モデルと同時に発表された「EarPods(USB-C)」を購入することにしたのですが……。【追記】
Windows PC(ThinkPad X13 Gen 3)
USB Audioデバイスとして認識されるということは、Windows PCでも問題なく使えるはず――ということで、手元にある「ThinkPad X13 Gen 3」にもつないでみました。
macOSとは異なり、Windows 10/11では、USB Audioデバイスはつなぐとすぐに有効化されます。つまり、EarPods(USB-C)をつなぐと、すぐに音が出て、マイクも有効になります。設定を変えれば、別の入出力デバイスを優先することも可能です。この辺はOSメーカーの「思想」の違いで、どちらが良いかは人次第というところです。
システム上、EarPods(USB-C)はヘッドフォン(イヤフォン)とマイクが一体化された「ヘッドセット」として認識されます。とはいえ、その設定は「イヤフォン部」と「マイク部」で別々に行えます。
最大サンプリング周波数とビット数は、MacBook Air(macOS)で使った際と同じです。まあ、当たり前かもしれませんが……。
Androidスマホ(Pixel Fold)
最後に、iPhoneのライバルとなるAndroidスマートフォンで使えるかどうか試してみようと思います。今回使ったのは、Googleの「Pixel Fold」です。
Pixel Foldを含むPixelシリーズは、USB Audioに対応しています。同様に、他のAndroidスマホも、意図的にドライバー類を取り除いていない限りはUSB Audioを利用可能です。
そのこともあり、EarPods(USB-C)はPixel Foldでも問題なく使えます。Windows 11と同様に「ヘッドセット」扱いです。音楽はしっかり聞けますし、音声通話も問題なく行えます。
なお、Windowsとは異なり、サンプリング周波数やビット数の調整は行えません。
USB Type-C対応で汎用性アップ
EarPods(Lightning)は、良くも悪くもiPhoneか一部のiPadでしか使えませんでした。それに対して、今回リリースされたEarPods(USB-C)は、Macを含めたいろいろなデバイスで使えるようになったことは明らかな強みといえます。
私のようにいろいろなメーカーのデバイスを併用している場合、iPhoneのためだけにLightning接続のイヤフォンマイク(あるいは3.5mmジャックアダプター)を別途持ち歩く必要がなくなるのは非常に喜ばしいところです。
「イヤフォンマイクは有線接続に限る!」という人は、EarPods(USB-C)をチェックしてみてもいいのではないでしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Type-Cになった「EarPods」発売 iPhone 15に付属せず
Appleは、USB Type-C端子に刷新されたiPhone 15シリーズの発表に合わせて、EarPods(USB-C)の販売を開始した。価格は2780円(税込み)。
「iPhone 15」「iPhone 15 Pro」の価格まとめ(Apple Store) 最上位モデルは約25万円
Appleが「iPhone 15シリーズ」と「iPhone 15 Proシリーズ」を発表した。日本のおける直販価格はいくらなのか、まとめてチェックしてみよう。
Type-Cになった「EarPods」発売 iPhone 15に付属せず
Appleは、USB Type-C端子に刷新されたiPhone 15シリーズの発表に合わせて、EarPods(USB-C)の販売を開始した。価格は2780円(税込み)。
iPhone 15のUSB-C対応で何が変わる? メリットと注意点を整理する
iPhone 15/15 Proの仕様でユーザーに大きく影響するのが、LightningからUSB Type-C(USB-C)に変わったこと。標準モデルのiPhone 15/15 PlusはUSB 2仕様で転送速度は最大480Mbpsだが、ProモデルはUSB3で最大10Gbpsに対応する。Lightning対応の周辺機器が使えなくなるのは残念だが、救済措置もある。
「iPhone 15/15 Pro」予約開始 Apple Storeでは既に発売日の入手が困難に
「iPhone 15」「iPhone 15 Plus」「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」の事前予約が、15日21時にスタートした。iPhone 15 Pro Maxは在庫が少ないのか、発売日の入手が困難な状況に。Xでは「iPhone 予約」がトレンド入り。




