ながら聞きにピッタリ!? JBL初のオープンタイプ完全ワイヤレスイヤフォン「Soundgear Sense」を試して分かったサウンドとビデオ会議の音質(2/2 ページ)
ハーマンインターナショナルのJBLブランドに、同社初となるオープンタイプの完全ワイヤレスイヤフォン「Soundgear Sense」が登場した。10月13日からの発売を前に、実機を試して分かったことをまとめた。
ながら聞きだけでなくビデオ会議でも活用可能
オープンイヤーのイヤフォンは、通常のカナル型やインナーイヤー型と比べると、音質については二の次になることが多い。もともとが音楽をじっくり楽しむというより、音楽を聞きつつ周囲の音も分かるようにしたいという、ながら聞き向けのイヤフォンなのでそれでも特に問題はないのだろう。
その点、JBL Soundgear Senseは音質面でも意外としっかりしており、特に低音は一般的なイヤフォンよりも迫力を感じられる。
なお「JBL Headphones」アプリからは、イコライザーの設定も可能だ。「JAZZ」「VOCAL」「BASS」「CLUB」「STUDIO」の5つがプリセットされている他、自分で好みに調整できる。先にも書いた通り低音を強く感じるが、ながら聞きするには少々強すぎるきらいもあるので、イコライザーで好みに調整するといいだろう。
アプリでは「オーディオモード」と「ビデオモード」の切り替えも行える。具体的な説明はないものの、ビデオモードではリップシンクパフォーマンスが向上するとのことなので、いわゆる低遅延モードなのだろう。なお、モードの切り替えの際にはイヤフォンが再起動する。
もちろん、左右合計で4基のビームフォーミングマイクも内蔵しており、通話にも利用できる。試しに1人でZoom会議を開催し録音してみたのだが、すぐ隣で3Dプリンタを動かした状態でも、そのノイズは拾わずに話し声だけをきれいに拾ってくれた。Zoomのノイズ除去技術のおかげではあるが、オンラインミーティングでも十分に活用できそうだ。
最後にバッテリー持ちだが、公称ではイヤフォン単体で約6時間、充電ケースとの併用で最大24時間となっている。イヤフォンの形状的に充電ケースが大きめになってしまうのが難点だが、6時間持つなら外出中はカバンに入れっぱなしでも問題はないだろう。ちなみに、15分の充電で約4時間利用可能な急速充電もサポートする。
眼鏡ユーザーにとって、JBL Soundgear Senseはやや相性が悪いが、頻繁に付け外しをする製品でもないので、一度装着してしまえばそれほど気にはならない。通常のイヤフォンの使用に疲れているなら、ぜひ一度試してみてほしい。
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