Steam環境でも使えるPS5向け「Access コントローラー」 誰もがゲームを楽しめる世界を目指す入力デバイス（3/3 ページ）

「Access コントローラー」は、ゲームアワードなどでも高く評価されるべきゲーム周辺機器だと感じた。今回はAccess コントローラーのどのような点に驚かされたのかをお伝えしたい。

[ジャイアン鈴木，ITmedia]

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

アクセシビリティーコントローラーは規格統一を望みたい

　Access コントローラーは身体障害を持っている人にとって、ゲームエンターテインメントを楽しむためになくてはならない周辺機器だ。また、拡張やカスタマイズ可能なところから、入力デバイスとしてゲーム以外の用途にも活用できるだろう。

　ちなみに、Access コントローラーはPS5専用とされているが、USBケーブル経由でPCに有線接続すれば、Steamなどでもコントローラーとして認識して設定できることを確認できた。編集部、筆者が保証するものではないが、Windows環境で利用したい場合には自己責任で試してみてほしい。

　米Microsoftも2020年に「Xboxアダプティブコントローラー」を発売しており、ゲーム業界全体でアクセシビリティーに対する意識が高まっていると言えよう。

　しかし、ゲーム機ごとにアクセシビリティーコントローラーを使い分けるのは、利用者にとって大きな負担だ。もちろんメーカー間での競争はどのような市場でも必要だが、最低限の操作環境をさまざまなプラットフォームで共有できるように、基本規格だけでも統一されることを強く望みたい。

Access コントローラーをWindows PCに有線接続すれば、Steamで認識、設定可能だ。しかしボタンの名称が異なっているので、設定はやや難しい