SamsungもCore Ultraプロセッサ搭載を投入! AI推しのフラグシップノートPC「Galaxy Book4シリーズ」 ただし国内販売は未定
Samsung ElectronicsのフラグシップノートPC「Galaxy Book」に第4世代が登場する。最新のCore Ultraプロセッサを搭載することでオンデバイスAI処理のパフォーマンスが大きく向上した
Samsung Electronics(サムスン電子)は12月15日、Intel Core Ultraプロセッサを搭載するノートPC「Galaxy Book4シリーズ」を発表した。一部の国/地域において2024年1月から順次発売される予定だが、現時点では日本での発売予定はない。
Galaxy Book4シリーズの概要
Galaxy Book4シリーズは、SamsungのプレミアムノートPC「Galaxy Book」の第4世代に相当する。外部GPUとしてGeForce RTX 40 Laptopシリーズを備える16型フラグシップ「Galaxy Book4 Ultra」、シリーズ内のメインストリームを担い、画面サイズを14型と16型から選べる「Galaxy Book4 Pro」、16型のコンバーチブル2in1モデル「Galaxy Book4 Pro 360」の3モデルを取りそろえており、いずれも「Intel Evo Editionプラットフォーム」の認証を取得している。
Galaxy Book4 Ultra
Galaxy Book4 Ultraは、Core Ultra 7/9と、GeForce RTX 4050/4070 Laptopを搭載しつつも、厚みを約16.5mmに抑えたことが特徴だ。先代(Galaxy Book3 Ultra)から冷却機構を改良することで、騒音を低減しつつ、よりしっかり冷却できるようになったことも強みだという。パワフルなGPUと、AI(人工知能)処理を高速化するNPUの両方の恩恵にあずかれるモデルという位置付けだ。
メモリの容量は、モデルによって16GB/32GB/64GB(LPDDR5X規格)を備える。SSD(PCI Express 4.0接続)の容量は512GB/1TB/2TBから選べる上、増設用の空きスロットも用意されている。
ディスプレイはタッチ操作対応の16型有機ELで、パネル解像度は2880×1800ピクセルとなる。最大輝度は400ニトで、リフレッシュレートは48〜120Hzの可変式で、DCI-P3の色域は120%カバーしている。Webカメラは約200万画素で、フルHD撮影に対応する。
4基のスピーカー(ツイーター2基+ウーファー2基)は、サウンド面でAKGの監修を受けており、Dolby Atmosによる音響効果にも対応する。マイクは2基構成だ。
ボディーサイズは約355.4(幅)×250.4(奥行き)×16.5(厚さ)mmで、重量は約1.86kgとなる。
Galaxy Book4 Pro
Galaxy Book4 Proは、先述の通りディスプレイのサイズを14型と16型から選べる。16型モデルはキーボードがテンキー付きとなる。ボディーカラーはMoonstone GrayとPlatinum Silver(プラチナシルバー)の2つを取りそろえる。
CPUはCore Ultra 5またはCore Ultra 7から選べる。メモリの容量は、モデルによって16GB/32GB(LPDDR5X規格)を備える。SSD(PCI Express 4.0接続)の容量は256GB/512GB/1TBから選べる上、増設用の空きスロットも用意されている。
ディスプレイはタッチ操作対応の14型または16型有機ELで、パネル解像度は2880×1800ピクセルとなる。最大輝度は400ニトで、リフレッシュレートは48〜120Hzの可変式で、DCI-P3の色域は120%カバーしている。Webカメラは約200万画素で、フルHD撮影に対応する。
4基のスピーカー(ツイーター2基+ウーファー2基)は、サウンド面でAKGの監修を受けており、Dolby Atmosによる音響効果にも対応する。マイクは2基構成だ。
ボディーサイズと重量は、以下の通りとなる。
- 14型モデル:約312.3(幅)×223.8(奥行き)×11.6(厚さ)mm/約1.23kg
- 16型モデル:約355.4(幅)×250.4(奥行き)×12.5(厚さ)mm/約1.56kg
Galaxy Book4 Pro 360
Galaxy Book4 Pro 360は、Galaxy Book4 Proの16型モデルのボディーをコンバーチブル式の2in1構造にしたモデルだ。基本仕様も同一だが、ディスプレイがペン入力対応となり、スタイラスペン「Sペン」が付属する。
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